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アンナダーナ活動報告

新型コロナウィルス緊急アンナダーナ活動報告(その58)

新型コロナウイルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

昨年の3月25日に始まった新型コロナウイルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、段階的な緩和が行われ、9月に第1波の感染拡大のピークを迎えました。
9月以降は減少傾向が続いていましたが、今年の3月以降に第2波が深刻となり、現在も予断を許さない状況が続いています。
これまでに累計感染者数は2917万人、死者数は35.9万人を超えました。

食事の奉仕は、6月5日に500皿(第107回目)、6月8日に500皿(第108回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
現在は週2回のペースで、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながらの奉仕を行っています。

第2波の感染拡大が深刻となって以降、インド全体で40万人を超えていた1日の新規感染者数は、今週に10万人を下回りました。
食事の奉仕を行う首都のデリーでも、ピーク時に2万8千人を超えた1日の新規感染者数は、今週には200人台になる日も出てきています。
4月19日から続いていたデリーの都市封鎖は段階的な緩和が行われ、これまで運行が停止されていたメトロも50%の乗車率で再開されるなど、徐々に社会経済活動が戻り始めています。

インドでは、昨年の3月に全土封鎖が始まってから、経済的弱者への支援が政府主導のもとで行われてきました。
約8億人の経済的弱者へ、毎月1人当たり5kgの穀物(+1世帯あたり1kgの豆類)が無料で配給されています。
ここでその期限が迫っていましたが、このような状況の中、無料配給の支援が11月まで延長されることが発表されました。
しかし、仕事の再開の目処が立たない中、生活必需品の価格が上昇しており、大家族で暮らす経済的に困窮する人々の生活は困難を極めています。

人口が多く多様な文化が生きるインドでは、誰もが平等に受けられる細やかな社会福祉制度の実施は容易ではなく、それを補ってきたのが地域に根付いた人々の自発的な活動です。
古くから受け継がれてきた布施の伝統が生きるインドの社会には、ここで学ぶことが非常に多くあります。
こうした時に学びながら、社会の平和を願い、今後も積極的に活動することを心がけたいと感じます。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

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