新型コロナウイルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
昨年の3月25日に始まった新型コロナウイルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、段階的な緩和が行われ、9月に第1波の感染拡大のピークを迎えました。
9月以降は減少傾向が続いていましたが、今年の3月以降に第2波が深刻となり、現在も予断を許さない状況が続いています。
これまでに累計感染者数は3002万人、死者数は39.0万人を超えました。
食事の奉仕は、6月19日に500皿(第111回目)、6月22日に500皿(第112回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
厳しい都市封鎖が2ヶ月に渡って続いた食事の奉仕を行う首都のデリーでは、1日の新規感染者数が今週には100人を下回り、今年に入ってもっとも少ない数となりました。
しかし、都市封鎖はまだ段階的な緩和の状況にあり、教育機関やスポーツ施設、映画館といった施設は閉鎖が続いています。
食事の奉仕は、現在は週2回のペースで、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
集会が禁じられているため、事前に日時や場所を決めずに行っていますが、それでも多くの人が集まり、食事はあっという間に配り終えてしまう状況です。
毎回、子どもたちの笑顔に救われる思いですが、先の見えない状況に、大人たちの表情には極度の疲労が溜まっていることが伺えます。
社会経済活動は再開されつつありますが、不安定な就労状態にあるこうした人々がスムーズに仕事を再開できるのか、まだ不安はつきません。
インド全体でも第2波の状況は落ち着いてきましたが、まだそうでない地域があり、また、第3波は必ず来ると伝えられていることから、対策が急がれています。
私たちにできることは限られていますが、少しでも社会に安心を届けられるように、今後も食事の奉仕を継続しながら、この機会に学びを深めたいと思います。
この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
コメント