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モーヒニー・エーカーダシー2024

2024年5月19日はエーカーダシーの吉日です。
月の満ち欠けのそれぞれ11日目に訪れるエーカーダシーは、ヴィシュヌ神に捧げられる日となり、断食や瞑想を行うことが勧められます。
このエーカーダシーは、モーヒニー・エーカーダシーといわれます。

モーヒニー・エーカーダシーは、ヴァイシャーカ月(4月~5月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)の11日目にあたり、過去の悪行を清め善行を積むことができると伝えられる吉日です。
一説に、以下のような神話が伝わります。

かつて、サラスヴァティー川の近くにバドラーヴァティーという名前の美しい都市がありました。
ヴィシュヌ神の忠実な帰依者であったディユティマーン王がこの地を統治していました。
ディユティマーン王は5人の息子に恵まれるも、5番目の息子であるドリシュタブッディは、多くの悪行に関わる生活を送っていました。
ドリシュタブッディは、5感を満たすことを目的とした不道徳な行為を繰り返していました。

見かねたディユティマーン王は、ドリシュタブッディをその地から追放します。
追放されたドリシュタブッディは森を彷徨い、飢えや渇きにひどく苦しみました。
そして、生き残るために動物を殺めるようになり、多くの罪を重ねていきます。

ある時、ドリシュタブッディは森の中で賢者であるカウンディニャの庵のそばを通りかかります。
カウンディニャは沐浴をしており、その水が飛び散ると、ドリシュタブッディの上に降り注ぎました。
この幸運によりドリシュタブッディは良識を獲得し、自らの不道徳な行為を後悔するようになります。
ドリシュタブッディはカウンディニャに、過去の罪と悪いカルマから救いの道へと導いてくれるよう懇願しました。

これに対してカウンディニャは、罪から解放されるためにモーヒニー・エーカーダシーの断食を守るよう助言します。
そして、ドリシュタブッディはモーヒニー・エーカーダシーの日に断食を成し遂げると、その罪はすべて洗い流され、ヴィシュヌ神の住居にたどり着いたと伝えられます。

モーヒニーは、不死の霊薬であるアムリタを生み出す乳海撹拌において、悪魔たちに盗まれたアムリタを取り返そうと、ヴィシュヌ神がなりすました美女の姿にあたります。
一説に、モーヒニー・エーカーダシーはヴィシュヌ神がこのモーヒニーとしての姿を現した時であると信じられています。

エーカーダシーは、神々に祈りながら断食によって感覚器官を統制し、体と心を清める吉日です。
エーカーダシーを通じ、皆様も充実した時をお過ごしください。

参照:Mohini Ekadasi

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