ア行(2)
アナーハタ 第四のチャクラ。心臓の辺りにある。
アナハタ・ナーダ 形而上の音、人間の耳には聴こえない。宇宙の波動「ナーダ」の原型状態
対:「アーハタ・ナーダ」
アンダジャ 生物分類の「12種の生物」のひとつ。「卵生生物」昆虫、両生類、爬虫類、鳥類を意味する。
対:ジャラーユジャ:胎生、哺乳類
アンガ 字義は「塊」。
1)転じて「胴」~「部分」「構造上の塊、群」療法学では「手足」を含む場合もある。
例:ムリドゥ(土)+アング(胴)=ムリダング:初め素焼き胴だった両面太鼓
2)様式(スタイル)
例:「ドゥルパド・アング:ドゥルパド様式~ドゥルパド・スタイル」
アーンク 様式~風(スタイル)
例:「ドゥルパド・アング:ドゥルパド様式~ドゥルパド・スタイル」。現代では、「アング」と混同されている。
アングスターナ 太鼓(Pakhwaj、Tabla)の変奏パターンのひとつ。
アンタラー 古代科学音楽(Shastriya-Sangit)から派生した、ヒンドゥー教布教芸術 に於ける「Perfoming-Art」としての古典音楽「Gandharva-Sangit」で確立した「作曲された主題群」のひとつ。主題「スターイー」に呼応する「第二主題」。現行の「北インド古典音楽」でも現存する。
アンタルヴァーニ 内なる声。「魂・心領域」の思考。
アンナ 現象的・現実的(形而下)の食物(広義のごはん)
形而上的意味合い(例えば「滋養」など)を含む「アハーラ」と混同される。
アンナマヤ・コーシャ 「コーシャ(鞘)論」に於ける、最も浅層・外側にある鞘。「アンナ(食物)」の語から「食物鞘」と訳されるが、皮膚・肉・骨・臓器・細胞など、確かに食物で代謝維持されている部分。
アーナンダー 1)至福。
2)Ragaのひとつ。「ナンダ」「アーナンダ・カルヤーン」とも呼ぶ。長音階を用いる、古いが比較的軽く扱われる。複合Ragaも多い。
アーナンダマヤ・コーシャ 「コーシャ(鞘)論」に於ける、最も深層にある鞘。「アーナンダー(至福)」の語から「歓喜鞘」と訳されるが、「心と魂の領域」と考えると分かる。
アナビャース 古代音楽の導入音。
アナヴァッダ・ヴァディヤ 太鼓類。皮を張った太鼓類。関連:タータ・ヴァディヤ、ススィーラ・ヴァディヤ、ガーナ・ヴァディヤ、
アニラ 風。
5要素(Pancha-Bhuta)の風「Vayu」が形而上的・象徴的な「風」であるのに対し、アニラは、実世界の要素(ストゥラ・ブータ)の「風」のこと。従ってアニラは、Vayu(形而上の風)とAkasha(空)の双方の影響を受ける。
アヌヴァーディー 正式には「アヌヴァーディー・スワル」
Raga(旋法)の要素のひとつ。「使用音の役割分類用語」に於ける、「主音・副主音以外の構成音」
アヌマーナ 普遍的な理解。「論理」ニャーヤ学派で最も重要な業。
アヌマーナ・プラマーナ 推測に基づく体験/推論
アヌヴャーヴァ・サーヤ 認知と反応の対峙的現象
アンビクスィキ 科学的探究、系統的哲学、論理の一種でありながら、しばしば非論理的
アニャータ・キャティヴァーダ 誤謬
アパーナ・ヴァータ 「トゥリ・ドーシャ」のひとつ「ヴァータ」に関連する「5要素:パンチャヴィダ・ヴァータ」(Sub-Doshaと言う人も多い)のひとつ。下腹部、排泄・生殖器官に働く
アープ 「ナワ・ドゥラヴャ(九要素)」のひとつの「水」。サンスクリット語だが、サンスクリットでは「ジャーラー」の方が主流。「アープ」は、ペルシャ語の「水:アーブ」の帰化とも考えられる。インド北西部とパキスタンにまたがる「パンジャブ地方」は、インダス河の「五つ(パーンジ)+支流(アーブ)」が語源。
アープトー・パデーシャ 四理解(認識)法「プラマーナ」のひとつ。「聖者の言葉(からの理解・認識)」
アパックシェーパナ 生命体の「五作用:パンチャ・カルマ/ラウキカ・カルマ」のひとつ「下げる作用」血圧、血糖値、酸性度などを「上げる」
対:ウッシェーパナ(上げる作用)
アパタルパナ 摂食障害や栄養吸収障害によって痩せている病症。近年日本では「痩身法」のように誤用されつつある。
アパッティヤ 不適合、不調和
対:パッティヤ:適合
アーローハ Raga(旋法)の要素のひとつである「上行音列」。「上行音階」とほぼ同義だがインド古典音楽には「音階」という概念が無く「音列」「音階」が直接的に音楽やRagaであるという考え方が無い。
対:アヴァローハ(下行音列)
アルダー 「半分」の意味、
アルダ・シャクティー:半分の力。「腹八分目」的な用語
アルダ・ジャイターラ:6.5拍子、「ジャイタール:13拍子」の半分割
アルダーハ:深夜00:00→一日の半分の時刻
アスタパディー ギータ・ゴビンダの歌曲。一節は八小節からなる。
アスティー 骨格。正式には「アスティー・ダートゥー(要素)」
アスターイー スターイ(主題)の古い言い方。
アショル・ヴァンダナ ベンガルの神秘主義音楽教「バウルー」の演目様式のひとつ。演技の冒頭に、神に捧げられる。
アシュターンガ アシュトゥ(8)+アンガ(部分)Ayurvedaの8科目
アシュターンガ・フリダヤ・サンヒター
Ayuruveda三大古典「ヴルッダー・トラヤ」のひとつ。最も新しく、音楽的な散文詩「スローカ」で著される。
アシュタ・ヴィーダ 主要な八種の治療法
アシュウィーン Ayuruvedaの伝説の聖人(神格)のひとり(ふたり)。ブラフマン神の弟子、プラジャーパティーの弟子。シャクラの師。
アティー 1)とても、Veryの意味
アティー・ビランビット・ラヤ:Very Slow Tempo
アティー・ドゥルット・ラヤ:Very fast Tempo
アティー・コーマル、半音より四分の一音低い音程。
アティー・ティーブラ、半音より四分の一音高い音程。など。
いずれも古典音楽用語の中では、「口語・慣用語」的で、抽象的。
2)過剰
Ayurveda診療に於ける、対象の状態。
アティー・ドゥーラットヴァ:遠過ぎて不明瞭
アティー・サミーヴァットバ:近過ぎて不明瞭
アティー・スークシユマットバ:細か過ぎて不明瞭
アティータ 古代のリズム・アゴーギクの一種。オフビート。
アートレーヤ プナルヴァス・アートレーヤ。シャクラ(インドラ神と同一視)の弟子のバハラドゥワージャの弟子。六種のサンヒターを著した六名の聖者にAyuruvedaを伝える。
アートマ(ン) 魂。輪廻転生を信じるのであるならば、「受け継いだもの・借り物」であり、その提供者「神」と、その人間の自我よりも近い存在となる。それが「思考・心・精神構造」の深層部に存在していること自体が「梵我一如」と言える筈だが、現地インドでも19世紀後半以降の「ヴェーダーンタ復興運動」以降、各宗派、各聖人が様々な持論を展開し解釈は混乱を極めている。
サンスクリット語の単数主格が「アートマー」、呼格で「アートマン」
不二一元論では、「神格:ブラフマン」と同一とさえ説く。この場合、「第七チャクラによる宇宙との交信」「瞑想」が不要になることは勿論、「コーシャ論」の「深層魂・心領域」も説明不要となってしまう。
アー(ト)メーンドリア 「アートマ(魂)+インドリヤ(感覚器官)」
アタルヴァ・ヴェーダ 四大ヴェーダ経典のひとつ。最も後世に編纂され、神話が多い。
尤も古く基本的な「リグ・ヴェーダ」に矛盾・反発する要素もある。
アーユルヴェーダ Ayuh(アーユフ/命)+Veda(ヴェーダ/叡智)「命の叡智・知恵・科学」。この場合の「命」は、「生命・人生・生活」などの語彙も持つ。一般にヴェーダ時代の療法学とされるが、「ウパヴェーダ(副読本)」に書かれているとされる以上、その年代はかなり後世の可能性がある。
アウダヴァ・ジャーティー 五音音階。「アウダヴァ(五音)ジャーティー(この場合は音階型)」関連:シャーダヴァ・ジャーティー、サンプールナ・ジャーティー
アヴァローハ Raga(旋法)の要素のひとつである「下行音列」。「下行音階」とほぼ同義だがインド古典音楽には「音階」という概念が無く「音列」「音階」が直接的に音楽やRagaであるという考え方が無い。
対:アーローハ(上行音列)
アヴァランバカ・カパ 「トゥリ・ドーシャ」のひとつ「カパ」に関連する「5要素:パンチャヴィダ・ヴァータ」(Sub-Doshaと言う人も多い)のひとつ。心臓・循環器に働く
アヴィルバーヴ 字義は出現。Ragaの本質(プラクリティー)が表現された状態。療法学でも(個人の特質の出現、病因の出現などで)用いる。
対:ティロバーヴ
アヴァヤーヴァ 三段論法的な論理の根幹。
アヴヤ・パデースィヤ 常識・通説・風潮・風評・伝聞に捕らわれない正確な情報とその認識
アヴヤ・ビチャーラ 普遍的で不変的な(論理的な)感情に支配されない知覚。
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