न चैकचित्ततन्त्रं वस्तु तदप्रमाणकं तदा किं स्यात्॥१६॥
Na caikacittatantraṁ vastu tadapramāṇakaṁ tadā kiṁ syāt||16||
ナ チャイカチッタタントラン ヴァストゥ タダプラマーナカン タダー キン スヤート
対象物は、一つの心に依存しているのではない、その心が認知しない場合、どうなるのか。
簡単な解説:前節において、顕現する対象物が一つであっても、それについての想念は人の心によって相違するため、対象物と心は異なる道を歩むと説かれました。本節では、対象物は一つの心に依存しているのではない、もし一つの心に依存しているのであれば、その心が認知しない場合、その対象物はどうなるのかと説かれます。
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