バガヴァッド・ギーター第7章第17節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

तेषां ज्ञानी नित्ययुक्त
teṣāṁ jñānī nityayukta
テーシャーン ジュニャーニー ニッティヤユクタ
彼らのうち、知識ある者は、常に専心し

teṣām【男性・複数・属格、指示代名詞 tad】[〜らの、〜らにとって]それ、あれ、これ
jñānī【男性・単数・主格 jñānin】[〜は、〜が]知識あるもの;占術家、占星家
nitya【副詞】恒久的に、不易に、常に;不変に
yuktas【男性・単数・主格 yukta√yujの過去受動分詞)】くびき(軛)につながれた、(処格)に従事した、〜に専心した;(具格)に忙殺された、〜に専念した;(処格)に熱中した;集中した;〜に適した・相当する・ふさわしい;正しい、正確な;〜に適応した

एकभक्तिर् विशिष्यते ।
ekabhaktir viśiṣyate |
エーカバクティル ヴィシッシャテー
一途に信愛を捧げる者は、より優れている

ekabhaktis【女性・単数・主格 ekabhakti(=ekabhakta)】[〜は、〜が]一夫に仕える、忠実な
viśiṣyate【三人称・単数・現在・受動活用 vi√śiṣ】[彼は〜される、それは〜される]大いに尊重される;より優れている

प्रियो हि ज्ञानिनो ऽत्यर्थम्
priyo hi jñānino ‘tyartham
プリヨー ヒ ジュニャーニノー ティヤルタム
なぜなら、知識ある者にとって、非常に愛しい

priyas【男性・単数・主格 priya】〜に親しい、〜に愛された;寵愛を受ける、慈しまれた;喜ばしい、愉快な;高価な;〜を好む、〜に傾いた・執着した 【中性名詞】好意、親愛、親切、愛、楽しみ、喜び
hi【不変化辞】なぜならば、〜のために;真に、確かに、実に
jñāninas【男性・単数・属格 jñānin】[〜の、〜にとって]知識あるもの;占術家、占星家
atyartham【副詞】非常に、甚だ

अहं स च मम प्रियः ॥
ahaṁ sa ca mama priyaḥ ||
アハン サ チャ ママ プリヤハ
私は、そして私にとって、彼は愛しい

aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[〜は、〜が]私
sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[〜は、〜が]これ、あれ、彼
ca【接続詞】そして、また、〜と
mama【単数・属格、一人称代名詞 mad】[〜の、〜にとって]私
priyas【男性・単数・主格 priya】〜に親しい、〜に愛された;寵愛を受ける、慈しまれた;喜ばしい、愉快な;高価な;〜を好む、〜に傾いた・執着した 【中性名詞】好意、親愛、親切、愛、楽しみ、喜び

तेषां ज्ञानी नित्ययुक्त एकभक्तिर्विशिष्यते ।
प्रियो हि ज्ञानिनोऽत्यर्थमहं स च मम प्रियः ॥१७॥

teṣāṁ jñānī nityayukta ekabhaktirviśiṣyate |
priyo hi jñānino’tyarthamahaṁ sa ca mama priyaḥ ||17||
彼らのうち、常に専心し、一途に信愛を捧げる知識ある者は、より優れている。
なぜなら、知識ある者にとって、私は非常に愛しく、そして私にとって、彼は愛しいから。