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バガヴァッド・ギーター第7章

バガヴァッド・ギーター第7章第1節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

श्रीभगवान् उवाच ।
śrībhagavān uvāca |
クリシュナは語った

śrībhagavān【男性・単数・主格 śrī-bhagavat】栄光ある方、神聖な神、威厳ある尊者。ここではクリシュナのことを指す。
uvāca【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 √vac】[彼は〜した]言う、語る

मय्य् आसक्तमनाः पार्थ
mayy āsaktamanāḥ pārtha
マイ アーサクタマナーハ パールタ
私において心に留め、アルジュナよ

mayi【単数・処格、一人称代名詞 mad】[〜において、〜のなかで]私
āsaktaā√sañjの過去受動分詞】執着した;(心を)専注した
manās【中性・単数・主格 manas】心、内的器官、知性、理性、精神、良心、思考、意向、気分
→āsaktamanās【男性・単数・主格 āsaktamanas】(ある事に)心を専注した、心が執着した
pārtha【男性・単数・呼格】[〜よ]プリターの息子。アルジュナのこと。

योगं युञ्जन् मदाश्रयः ।
yogaṁ yuñjan madāśrayaḥ |
ヨーガン ユンジャン マダーシュラヤハ
ヨーガを修めて、私を拠り所とし

yogam【男性・単数・対格 yoga】[〜に、〜を]ヨーガ、精神の集中、組織的な超脱法、瞑想、静慮、心統一
yuñjan【男性・単数・主格・現在分詞 √yuj】[〜している]〜に繋ぐ;接合する、結合する;(祭式を)行う;〜に(精神・思考)を集中する;精神を統一する、深く瞑想する;想起する、回想する
mad【一人称代名詞】私(合成語および派生語に用いる語幹)
āśrayas【男性・単数・主格 āśraya】〜に寄りかかること、〜に付着すること、〜との関係;保護、支持;避難所、隠れ場所、保護所;座、住居;容器;基礎
→madāśrayas【男性・単数・主格 mad-āśraya】私に依拠する、私に帰依する、私を拠り所とする

असंशयं समग्रं मां
asaṁśayaṁ samagraṁ māṁ
アサンシャヤン サマグラン マーン
疑いなく、完全に私を

asaṁśayam【副詞】疑いなく、確かに
samagram【samagraの副詞形】全く、完全に、全体に、すべて、ことごとく
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私

यथा ज्ञास्यसि तच् छॄणु ॥
yathā jñāsyasi tac chṝṇu ||
ヤター ジュニャーシヤシ タック チュリヌ
どのようにあなたは知るだろう、それを聞け

yathā【接続詞】〜のように、あたかも〜のように
jñāsyasi【二人称・単数・パラスマイパダ・未来 √jñā】[あなたは〜だろう]知る;〜を察知する、〜の知識を有する、(具格)によって認識する;悟る;覚える、経験する、確かめる、調べる;是認する;〜と考える、〜と仮定する、〜と推測する;認める、証す、許す
tat【中性・単数・対格、指示代名詞 tad】[〜に、〜を]彼、それ、あれ
śṝṇu【二人称・単数・パラスマイパダ・命令 √śru】[あなたは〜せよ]聞く、傾聴する、注意する;学ぶ、研究する

श्रीभगवान् उवाच ।
मय्यासक्तमनाः पार्थ योगं युञ्जन्मदाश्रयः ।
असंशयं समग्रं मां यथा ज्ञास्यसि तच्छॄणु ॥१॥

śrībhagavān uvāca |
mayyāsaktamanāḥ pārtha yogaṁ yuñjanmadāśrayaḥ |
asaṁśayaṁ samagraṁ māṁ yathā jñāsyasi tacchṝṇu ||1||
クリシュナは語った。
アルジュナよ、私を心に留め、私を拠り所として、ヨーガを修めれば、
あなたは疑いなく、私のすべてを知るだろう。それについて聞きなさい。

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