ガネーシャ神は、突き出たお腹を意味するラムボーダラというという名前で崇められることがあります。
ガネーシャ神の大きなお腹には、さまざまな神話が伝わります。
その一つにおいて、ガネーシャ神の大きなお腹は、この全宇宙をあらわすと伝えられます。
悲しいこと、そして嬉しいこと、それらすべてを受け入れる(消化できる)のが、このガネーシャ神のお腹です。
それは、あらゆる物事を受け入れる大きな受容の力を象徴します。
私たちは、物事をあるがままに受け入れる代わりに、抵抗し執着をするために、さまざまに悩み苦しむといわれます。
全宇宙が抱合された、大きなお腹のガネーシャ神の姿を瞑想し祈ることで、あらゆる物事をあるがままに受け入れ、幸せに生きる力を手にすることができるといわれます。
・ॐ लम्बोदराय नमः
・om lambodarāya namaḥ
・オーム ラムボーダラーヤ ナマハ
・意味:突き出たお腹をもつ神に帰依いたします。
物事は全て、常に変化を続けています。
その事実を深く理解すれば、私たちは物事に執着せず、ただ受け入れ、その物事を超えた本質へと繋がることが可能となります。
このマントラは、その事実を理解する力を与えてくれるとともに、それを見つめる真の自分に気づくためのマントラでもあります。
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