अनित्याशुचिदुःखानात्मसु नित्यशुचिसुखात्मख्यातिरविद्या॥५॥
Anityāśuciduḥkhānātmasu nityaśucisukhātmakhyātiravidyā||5||
アニッティヤーシュチドゥフカーナートマス ニッティヤシュチスカートマキャーティラヴィディヤー
無常、不浄、苦痛、自己の本質でないものを、常、清浄、幸福、自己の本質と見なすことが、無明である。
簡単な解説:前節において、5つある煩悩(無明、我想、欲望、憎悪、生命欲)のうち、無明は常に、我想、欲望、憎悪、生命欲の4つが生まれる地として存在していると説かれました。本節では、その無明について、無常を常として、不浄を清浄として、苦痛を幸福として、自己の本質でないものを自己の本質としてみなすことであると説かれます。
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