ラーダー・アシュタミー2020

2020年8月26日はラーダー・アシュタミーです。

ラーダー・アシュタミーは、クリシュナ神の最愛であるラーダーの降誕を祝福する祝祭です。

ラーダー・アシュタミーはクリシュナ神を信仰する人々の間で広く祝福される吉日です。
バードラパダ月(8月~9月)のシュクラ・パクシャ(月が満ちる約2週間)の8日目がその時にあたります。

ラーダーは神の愛に目覚めた存在であり、その愛の中に溶け込む個の魂を象徴しています。
この日は、神と人間(世界)の神聖な結合をクリシュナの帰依者が祝福します。

~クリシュナとラーダーのお話~

妃ではないにも関わらず、クリシュナ神の最愛として崇められるラーダーには、真実の愛に関するさまざまな神話が伝わり、私たちを不変の喜びに導きます。

かつて、クリシュナ神が病に倒れた時のこと、クリシュナ神を愛する牛飼いの乙女たちはひどく心を悩ませました。
クリシュナ神は、病を治す唯一の薬があるといいます。
それは、真の帰依者のチャラナームリタでした。
チャラナームリタは御足の甘露を意味し、主に神やグルの御足を洗った聖水として崇められます。

クリシュナ神の帰依者である牛飼いの乙女たちは、自分こそが真の帰依者だと常に自慢をし合っていました。
しかし、いざチャラナームリタを捧げるとなった時、牛飼いの乙女たちは迷い始めます。
自分の足を洗った水をクリシュナ神に捧げ、病が治らなかったら、真の帰依者ではないと笑われてしまうかもしれません。
牛飼いの乙女たちは、自分自身に疑いを持ち、失敗を恐れ、将来を憂いました。

しかし、ラーダーはすぐさま自分の足を洗い、クリシュナ神にその水を捧げます。
すると、クリシュナ神は瞬く間に病から回復したと伝えられます。
ラーダーは、評価や失敗や将来を恐れることはありませんでした。
クリシュナ神への純粋な愛が、クリシュナ神の回復という喜びをラーダーに祝福します。
ラーダーのその姿は、真の帰依者としての姿を明らかにしました。

私たち自身も、自分に対する評価を気にかけたり、失敗を恐れたり、将来を悲観したりすることが少なくありません。
そうした見かけの事象に惑わされ、クリシュナ神という自分自身の本質である不変の喜びを見失うことが多くあります。
クリシュナ神へ向かう比類のないラーダーの愛は、真の帰依者としての姿だけでなく、大きな喜びの中で生きる術を常に示してくれます。

参照:2020 Radha Ashtami Vrat Date