スピリチュアルインド雑貨SitaRama

ガネーシャ・ギリ

楽しかったインドの何気ない思い出1

世の中の状況はまだ改善せず、安心してインドを旅することができる日も、残念ですがまだ少し先になりそうですね。
私ガネーシャギリはインドに初めて行ってから27年になりますが、今回は昔のインド旅行のちょっとした楽しかった思い出を1つご披露させていただきます。

私が初めてインドの地を踏んだのは1994年です。
実は1986年にもインドの旅の計画があったのですが、それは挫折して、8年後に実現した次第です。
当時学んでいたヨーガ教室のツアーで、期間は2週間。40人を超える参加者があったように記憶しております。

当時のインドはまだ今のように発展しておらず、ボンベイの空港(今のムンバイのチャトラパティ・シヴァージー国際空港)は人でごった返していました。
アジャンター・エローラという有名な遺跡(現・世界遺産)が近いこともあり、この遺跡と関係する、仏教やジャイナ教の巡礼者の人たちも空港で見かけました。
特に白衣派と言われる、白い衣に身を包んだジャイナ教徒の大集団は、普段インドの他の地でも見かけることが少ないためか、とても目立っていましたし、他のインド人たちも注目して眺めていたように思います。

私たち40人あまりの日本人の集団もわりと目立っていたのだと思いますが、旅行会社の添乗員さんも、喧騒に負けないように大声をあげて参加者に注意事項を伝えていました。

私や渡印歴の浅い参加者は、添乗員さんの注意事項聞き漏らすまいと、必死にメモをとっていたのですがふと気づくとヨーガの師が、とても面白いものを見つけたよ、言った感じで近くを指し示しました。

そちらを見ると、私たち日本人の集団の中に、一人全身白の衣に身を包んだ、ジャイナ教の巡礼者がいて、メモを片手に私たちの日本人添乗員さんの声に耳を傾けているのです。
相当不思議な光景で、思わず吹き出しそうになりました。

もちろん、すぐに集団を間違えたことに気づいて、遠くにいた白衣集団の方にバタバタと走り去っていったのですがこの巡礼者さんも、たぶん都会での旅に慣れていない地方在住のインドの人だったのでしょう。

25年以上経っても、この時の光景を鮮明に覚えておりますので、かなり特殊な出来事だったのだろうと思います。

珍しい異国の建物や文化に触れ、美味しい料理を食べるのも旅の醍醐味ですがこういった小さな楽しいハプニングも旅を楽しませてくれる調味料なのかもしれません。
早く、またインドを旅することができる日々がくるよう、願っております。

※貼付写真:当時のボンベイ(マリーンドライブ付近)

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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