長時間の瞑想の修行を積まれている方の中に、頭にエネルギーが昇って籠っている方を時々見かけることがあります。
他人様のことに口出しをするのは大きなお世話ではあるのですが、不安定でずいぶん苦しそうにも見えます。
これはクンダリニーの覚醒とかそういう種類ではなく、瞑想の種類にもよるのですが、脳を使うことによりエネルギーが過剰に集まっている状態と考えられます。
かくいう私も15年ほど前にはその症状で苦しんだ経験があります。
当時瞑想歴25年を超えていてもそうでしたので、かなり由々しき問題とも捉えられるのですが、
歴史を紐解けば、かの白隠禅師もそれに苦しみ、「軟蘇の法」で快癒したというのは有名な話ですね。
瞑想歴云々と偉そうなことを申し上げても、単なる凡人の私が苦しむのも仕方のないことなのかも知れません。
興味深いことなのですが、私が見る限り、インド人でこの手の症状に苦しむ方はあまりいらっしゃらないようですね(まれに見かけることはあります)。
頭にエネルギーが集まりすぎるとコンディションが悪くなるのは、黄色人種に多い特有の症状なのかもしれません。
私自身がこの症状から脱却したのは、ハタ・ヨーガの修行時間を増やしたことがきっかけです。
肉体をコントロールすることに時間を多く割いたのがよかったのだと思います。
その時にハタ・ヨーガの素晴らしさにあらためて気づきました。
現在では、神格の礼拝でも頭のエネルギーを抜く方法があるのにも気づきましたが
それは先生と生徒の間で伝えるべき内容ですので、残念ながら今の段階では文章には書けません。
しかしながらハタ・ヨーガの実践がこれを軽減するのはほぼ間違いないと思います。
もし同じ症状でお悩みの方がおられましたら、ご自身の師のアドヴァイスに一番に従うのは当然だと思いますが、
些末な意見のひとつとして少しばかり意識に留めていただければ幸甚です。
(以上、あくまでガネーシャギリ個人の見解です。)
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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