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ガネーシャ・ギリ

クンブメーラーとベンガル探訪・サドゥ篇

クンブメーラーでは、ヒマラヤからたくさんのサドゥ達が下界!に降りてきます。
実は一見とても自由に見える彼らサドゥ達の間にも、宗派や階級が存在します。
彼らはクンブメーラー会場で宗派ごとに集まり、階級に従い生活するのです。
今回のツアーでは、私のヨーガの師の友人が所属しているジュナ・アカーラという宗派を訪ねました。
宗派として一番古いのは、アバハン・アカーラという派だと聞いたことがあります。
私は12年前のクンブメーラーでは、師のお供で修行者として参加してアバハン・アカーラで客人として滞在させていただきました。
今回訪れたジュナ・アカーラは、歴史はアバハン・アカーラには及ばないものの、非常に厳しい修行をすると知られている宗派です。
無所有の象徴として、一糸まとわぬナーガババ(裸形行者)も、ここ宗派にはたくさんいました。(他の宗派にもいるのかはわかりません。)
また生涯右手を頭上に上げたまま過ごす行者にも3人会いました。
日本の常識から考えると、生涯右手を上に上げる修行というのは異様に感じるかもしれません。
何年もおろしていない腕は固まり、筋肉が硬直して細くなっています。
また爪も数10cm伸びています。
しかしこういった体を使った修行をしている行者さんは、まともな人が多く、(残念なことにサドゥの世界でもまともでない人や、レベルの低い人も存在します。)
話にも説得力があります。
ハタヨーガのように体感を重視しているからだと思います。
なお、今回は会えませんでしたが、長期間(10年〜20年位)片足で立ったまま過ごす行者さんもいた、と後で聞きました。
片足をひもで縛って木などに吊り上げ、寝る時もそのままの体勢で立ったまま寝ます。
足は鬱血して、一部が壊死してくることもあります。かなりの苦行です。
このような苦行(タパス)は、洗練されたマントラのヴェーダや、洗練された動作のハタヨーガとは、違った起源をもつと考えられます。
しかしこれもインド亜大陸の地から生み出された、聖なる「行」の一つなのです。
そしてインドの民衆はそういった人たちの行の意味を理解し、大変な尊敬を払うことが多いのです。
今回クンブメーラーツアーを企画実施させていただき、久しぶりに本質的な意味で面白いサドゥに会って色々考えさせられるものがありました。
クンブメーラー自体は3年に一度づつ、4つの聖地で順番に行われます。
しかし他の聖地はあまり広くない上、信じられないほどたくさんの人が集まるので、外国人の私達には、少し危険な場合もあります。
聖地アラハバードの広いエリアでの、本当に大きなクンブメーラーは次回は12年後になります。
私はたぶんまた行くと思います。ご興味のある方、次回ご縁があればご一緒しましょう。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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