バガヴァッド・ギーター第7章第4節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

भूमिर् आपो ऽनलो वायुः
bhūmir āpo ‘nalo vāyuḥ
ブーミル アーポー ナロー ヴァーユフ
地、水、火、風

bhūmis【女性・単数・主格 bhūmi】[〜は、〜が]大地;(属格)のための地面、土地;地方、地区、国土、地域;土壌;地点、敷地、場所;(建物の)階、床;地位、役目;(俳優の)役割;(ヨーガにおける)段階;程度、範囲;(愛、信頼の)対象、(娯楽の)機会
āpas【女性・複数・主格 ap】[〜らは、〜らが]水
analas【男性・単数・主格 anala】[〜は、〜が]火;アグニ神
vāyus【男性・単数・主格 vāyu】[〜は、〜が]風、空気;風の神

खं मनो बुद्धिर् एव च ।
khaṁ mano buddhir eva ca |
カン マノー ブッディル エーヴァ チャ
空、思考器官(マナス)、理性(ブッディ)、そして

kham【中性・単数・主格 kha】[〜は、〜が]空虚なところ、穴;(特に人体の)孔、感覚器官;傷;車軸の穴;空気;天空、虚空
manas【中性・単数・主格 manas】[〜は、〜が]心、内的器官、知性、理性、精神、良心、思考、意向、気分
buddhis【女性・単数・主格 buddhi】[〜は、〜が]知能、理解力、理性、知性、精神;識別、判断;沈着、機知;知覚;会得;意見、見解;信仰、確信;想定
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
ca【接続詞】そして、また、〜と

अहंकार इतीयं मे
ahaṁkāra itīyaṁ me
アハンカーラ イティーヤン メー
自我意識(アハンカーラ)、以上これは私の

ahaṁkāras【男性・単数・主格 ahaṁkāra】[〜は、〜が]自意識;自己本位;自惚、自尊
iti【副詞】〜と、〜ということ、以上(しばしば引用句の後に置かれる)
iyam【女性・単数・主格、指示代名詞 idam】[〜は、〜が]これ
me【単数・属格、一人称代名詞 mad(mamaの附帯形)】[〜の、〜にとって]私

भिन्ना प्रकृतिर् अष्टधा ॥
bhinnā prakṛtir aṣṭadhā ||
ビンナー プラクリティル アシュタダー
八種に分かれた構成要素(プラクリティ)である

bhinnā【女性・単数・主格 bhinna√bhidの過去受動分詞)】破られた、砕かれた;漏水する(船);破壊された;分割された;分離した、離された;全体的でない、(貨幣の)破片;拡げられた、開花した;こめかみから液の流れる(象);反目させられた;はずれた、異常な;不規則な
prakṛtis【女性・単数・主格 prakṛti】[〜は、〜が]本来(または自然)の形体・状態;性質、素質、傾向、気分;基本形態、型、標準、規則;自然;(自然の)始原的構成要素[それから他のすべてが展開される]、根本原質;(国家の)構成要素
aṣṭadhā【副詞】八重に、八種に、八部分のある

भूमिरापोऽनलो वायुः खं मनो बुद्धिरेव च ।
अहंकार इतीयं मे भिन्ना प्रकृतिरष्टधा ॥४॥

bhūmirāpo’nalo vāyuḥ khaṁ mano buddhireva ca |
ahaṁkāra itīyaṁ me bhinnā prakṛtiraṣṭadhā ||4||
地・水・火・風・空、思考器官(マナス)、理性(ブッディ)、そして自我意識(アハンカーラ)、
このように、私の本性(プラクリティ)は、八種に分かれている。