ハヌマーン神を讃えるマントラを通じた、あらゆる病を取り除き100年生きるためのマントラ・サーダナをご紹介いたします。
ハヌマーン神の108の御名の中に、サルヴァローガハラという御名があります。「サルヴァローガハラ」は、あらゆる種類の病を取り除くという意味があります。このマントラは、あらゆる病を取り除くハヌマーン神を礼拝する意味のマントラです。
・ॐ सर्वरोगहराय नमः
・om sarvarogaharāya namaḥ
・オーム サルヴァローガハラーヤ ナマハ
ハヌマーン神は、戦場で瀕死の重傷にあったラーマ神の弟であるラクシュマナを救うために、あらゆる病や傷を治すサンジーヴァニーという薬草を探しにヒマーラヤへ赴きます。しかし、サンジーヴァニーを見つけることはできず、ハヌマーン神は山ごと持ち上げ、戦場に持ち帰ったという神話が伝わります。ハヌマーン神の山をも動かすこうした揺るぎない献身は、あらゆる不可能を可能にしていきます。そんなハヌマーン神は、不死を意味するチランジーヴィーとして崇められ、カリユガの時代の最後まで、今もなお、生き続けている存在であると伝えられます。
このマントラは、夜間を除き日中はいつでも唱えることができ、マントラを唱える際は、ルドラークシャ・マーラーかトゥラシー・マーラーを用います。40日間、このマントラを毎日22500回唱えることができれば、シッディを得ることができると伝えられます。その後、毎日108回このマントラを唱えることで、無病で100年間の長寿を得ることができるとも信じられます。
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