संजय उवाच ।
saṁjaya uvāca |
サンジャヤ ウヴァーチャ
サンジャヤは言った
saṁjayas【男性・単数・主格】サンジャヤは。ドリタラーシュトラ王に仕える吟唱詩人。
uvāca【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 √vac】彼は言った、彼は語った
तं तथा कृपयाविष्टम्
taṁ tathā kṛpayāviṣṭam
タン タター クリパヤーヴィシュタム
このように悲しみに打ちひしがれた彼に
tam【男性・単数・対格、指示代名詞 tad】彼に
tathā【副詞】このように、そのように
kṛpayā【女性・単数・具格】哀れみによって、同情によって、慈悲によって、悲哀によって
āviṣṭam【男性・単数・対格、過去受動分詞 ā√viś】沈み込んだ、打ちひしがれた、取りつかれた、〜で悩んだ
अश्रुपूर्णाकुलेक्षणम् ।
aśrupūrṇākulekṣaṇam |
アシュルプールナークレークシャナム
涙に満ちて曇った眼をした
aśru【中性】涙
pūrṇa【過去受動分詞 √pṛ】満たされた、満ちた
ākula【形容詞】うつむいた、意気消沈した、困惑した、混乱した
īkṣaṇam【中性・単数・対格 √īkṣ(見る)から派生した名詞】眼;光景、外観;視察、見ること
→aśrupūrṇākulekṣaṇam【中性・単数・対格、所有複合語】涙に満ちてうつむいた眼をした、涙に満ちて曇った眼の
विषीदन्तम् इदं वाक्यम्
viṣīdantam idaṁ vākyam
ヴィシーダンタム イダン ヴァーキヤム
沈み込んでいる、この言葉を
viṣīdantam【中性・単数・対格、現在分詞 vi√sad】絶望している、落胆している、失望している、沈み込んでいる、疲れ切っている
idam【中性・単数・対格、指示代名詞 idam】これを
vākyam【中性・単数・対格】言葉を、話を
उवाच मधुसूदनः ॥
uvāca madhusūdanaḥ ||
ウヴァーチャ マドゥスーダナハ
クリシュナは語った
uvāca【三人称・単数・パラスマイパダ・完了 √vac】彼は言った、彼は語った
madhusūdanas【男性・単数・主格】マドゥスーダナは。クリシュナの別名。名前は「(悪魔)マドゥを殺す者」の意。
संजय उवाच ।
तं तथा कृपयाविष्टमश्रुपूर्णाकुलेक्षणम् ।
विषीदन्तमिदं वाक्यमुवाच मधुसूदनः ॥ १ ॥
saṁjaya uvāca |
taṁ tathā kṛpayāviṣṭamaśrupūrṇākulekṣaṇam |
viṣīdantamidaṁ vākyamuvāca madhusūdanaḥ || 1 ||
サンジャヤは言いました。
このように悲しみに打ちひしがれて沈み込み、涙に満ちた眼を曇らせる彼に
クリシュナは次のように語りました。
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