・ॐ भरताग्रजाय विद्महे सीतावल्लभाय धीमहि ।
तन्नो रामः प्रचोदयात् ॥
・om bharatāgrajāya vidmahe sītāvallabhāya dhīmahi |
tanno rāmaḥ pracodayāt ||
・オーム バラターグラジャーヤ ヴィッドゥマヘー シーターヴァッラバーヤ ディーマヒ
タンノー ラーマハ プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがバラタの兄を知り、シーターの夫である方を瞑想できるように
ラーマよ、我らを導き給え
正義の化身であるラーマ神を讃えるガーヤトリー・マントラです。
叙事詩のラーマーヤナにおいて、王国から追放されたラーマ神を慕う、異母兄弟のバラタがいました。
バラタは王位を継承する身でありながらも、ラーマ神を敬い、ラーマ神が不在の間は、その履物を玉座に祀り、ラーマ神を王として礼拝し続けます。
ラーマ神は妃であるシーターにとっては真の夫であり、忠誠の弟子であるハヌマーンにとっては最高の師匠でした。
正義に満ちた兄として、王として、夫として、時には友として息子としても理想の存在であったことから、ラーマは完璧な人格者と考えられています。
コメント