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雑記帳

アイヤッパ神の導き

日脚が少しずつ伸び始め、光が満ちていく時となりました。
インドでは冬至にあたるマカラ・サンクラーンティを1月14日に迎え、これを過ぎると、神々の昼が始まるといわれます。
このマカラ・サンクラーンティは、インドの各地でとりわけ重要な意味を持つ時となります。

南インドのケーララ州では、サバリマラ巡礼がピークを迎える時です。
サバリマラ巡礼は、ヴィシュヌ神とシヴァ神の情事から生まれたと信じられる、アイヤッパ神の聖地を歩む巡礼です。
およそ41日間にわたって続くこの巡礼は、黒い装束に身を包んだ多くの巡礼者がひしめくことで有名です。
この黒い装束には、アイヤッパ神とシャニ神との繋がりを見ることができます。

シャニ神は、暗黒のエネルギーを持つ土星の神であり、その手厳しさから広く畏怖される存在です。
特に、誰もが経験するサディサティと呼ばれる7年半の期間は、シャニ神が生み出す大きな困難に満ちた期間であると信じられます。
この間は、黒いものを身につけたり捧げたりして、シャニ神を礼拝することが勧められます。

このサディサティにおいて、苦しむ人々の姿を目にしたアイヤッパ神は、どうにかその影響を軽減できないかとシャニ神に懇願したと伝えられます。
しかし、神々ですらどうすることもできないと、シャニ神は答えました。
そこで、アイヤッパ神はある提案をします。
それは、シャニ神が与えるであろう7年半にわたる困難を、自ら41日間にわたって経験することで、その困難を軽減するというものでした。

その41日間がサバリマラ巡礼にあたります。
この間、巡礼者は1日1食の菜食を努め、裸足で歩き、冷たい水で身を清めます。
嗜好品は禁じられ、髪や爪を切ってはならず、ベッドで寝ることや社交の場に出ることも避けなければなりません。

ヴィシュヌ神とシヴァ神の情事から生まれたアイヤッパ神は、両膝を紐で縛り、禁欲を貫くことで有名な神格です。
また、シャニ神は物質界に関するすべてを制限し、この世の儚さを教え、私たちの心を放棄と超越へ向かわせる神格です。
そのふたつの力は、暗闇を通して、私たちの魂を無限の輝きへと導いています。

人生において経験する困難は、貴重な学びとなり、より良い道を進むための力を与えてくれるものでもあります。
その困難な歩みも、アイヤッパ神という偉大な存在に心を定めれば、正しく導かれるに違いありません。
そして、私たちは真の解放へと辿り着くことができるはずです。

(文章:ひるま)

参照:Lord Ayyappa and Shani, Ayyappa Puja for Shani Dosham

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