神様がたくさんいるインドの中で、商売繁盛、学問の神様などとして、とりわけ人気なのが象の顔を持つガネーシャ神です。物質的、そして精神的な面でも障害を取り除く神様として、物事の始まりにはこのガネーシャ神への祈りが欠かせません。
シヴァ神と女神パールヴァティーの子であるガネーシャ神は、ヒンドゥー暦でバドラパーダ月(西暦で8月から9月)の新月から数えて4日目(チャトゥルティ)に生誕しました。ガネーシャ・チャトゥルティとして盛大に祝福されるこの日、人々は街の中心に置かれた巨大なガネーシャ神の像を囲み、歌や踊りでそこらじゅうが大騒ぎとなります。そしてこの日から10日間、ガネーシャ神の像を祀りながら祈りを捧げるお祝いが続きます。
それぞれの家庭において、このガネーシャ・チャトゥルティの日に欠かせないものに、土でできたガネーシャ神の像があります。10日間続くお祝いの最後の日、その締めくくりとして、人々がガネーシャ神の像を川や海へと流します。土のガネーシャ神が人々のカルマを吸収し、自然へと帰る際にそのカルマを溶かしていくと信じられているからです。
悪いものを取り去る神様として崇められるガネーシャ神について多くの言い伝えがある中でも、特に興味深いものが、大きな体を持つガネーシャ神が小さなねずみの上に乗って描かれるその姿です。このねずみは、ガネーシャ神が退治した悪魔であり暗闇を象徴していると言われています。暗闇の中をすばやく動き回り、掴むことが困難なそのねずみは、私たちの感覚器官の象徴でもあり、人々の中にある欲望や無知、怒りや驕りという暗闇そのものを現しています。
ヨーガの世界においても、大きな体でそのねずみを乗り物として操るこのガネーシャ神は、スピリチュアルな道を歩む上での心の暗闇や障害を取り除き、光を与えてくれるものだと人々は信じて止みません。
ガネーシャ神の生誕の日を今年は9月1日に迎えます。学問の神様とも言われるように、英知を秘めるガネーシャ神を思い、暗闇を取り払って誰もが持つ真実に近づくよう人々は祈りを捧げます。象の顔に大きなお腹、手には甘いお菓子を持った親しみやすいガネーシャ神でも、全ての障害を取り去る心強い守りです。いつも心に思い、その存在に感謝をする、ガネーシャ神の生誕を祝う日が近づいています。
(文章:ひるま)
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8月から10月までの毎週火曜日に、Body&foot salon Hatiにおいて、ヨーガ・クラスとSeeds-Indiaの絵はがきの販売を行っております。
日時:8月から10月までの毎週火曜日の限定のクラスです。
講師:ひるま
時間:10:00-11:30, 17:00-18:30, 19:00-20:30
料金:各1500円(クラス費の一部をSEEDS−INDIAへ寄付させて頂きます)
人数:各クラス5人
場所:【Body&foot salon Hati】埼玉県入間市河原町1-25 和田ビル1F
西武池袋線 入間市駅徒歩1分(南口ロータリーの左手 ブックオフさんの隣のビル1階)
*インドの伝統的なハタヨガに従い、深い呼吸法を取り入れます。
*クラスは日本語と英語で行われます。(英語のお勉強にもどうぞ!)
*5人までの少人数のクラスのため、事前予約をお願いいたします。
詳しくは以下のホームページをご覧ください↓
http://shanti-rupa.com/
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