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シーズインディア支援事業の活動報告

シーズインディア支援事業にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。

世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大傾向にあることが伝えられていますが、インドでは急速な感染拡大は見られておらず、シーズインディアがあるケーララ州でも状況は落ち着いています。
現在、インド全体での1日の新規感染者数は2万人前後、またケーララ州では2千人前後となっています。

モンスーンを迎え、酷暑の夏を終えたインドでは、各地で夏休みが終わり、学校が再開しています。
新型コロナウイルスの感染状況も落ち着いているため、支援を行う子どもたちが通う学校でも現在は対面での授業が行われていますが、本格的な雨季となり、激しい豪雨になると警報が出され休校になることもあります。
これまでのところ大きな被害は出ていませんが、8月に入るとさらに雨量が増える傾向があるため、今後の状況を注視しています。

子どもたちの教育支援は、コロナ禍により施設に集合することができていませんでしたが、今後は以前のように、シーズインディアの施設での物資の直接支援、または、物資をそれぞれが店舗で受け取るクーポン券の配布を隔月で行う計画で進めています。
物資の直接支援またはクーポン券の配布は、状況に応じて判断する予定ですが、特に雨季は、重たい物資を自宅まで持ち帰ることが困難になることがあるため、学校が始まる6月には施設に集まりましたが、物資を受け取るためのクーポン券を配りました。
このクーポン券を使用できる5つの店舗が周辺地域にあり、それぞれが居住する場所から都合の良い店舗で、クーポン券とIDを見せることにより、子どもの生活に必要な指定されたものだけを受け取ることができます。
7月はそれぞれが居住する村へ赴いての物資の支援となりましたが、直接会うことで子どもたちの状況を把握しやすくなるため、今後は可能な限り、施設に集合できる機会を設ける計画です。

およそ2年にわたって続いたオンラインやテレビでの学びを終え、現在は学校での学びに集中していますが、コロナ禍以降に教育機関のさまざまな手続きがオンライン化されたことにより、支援を行う子どもたちの中には、それらにアクセスできないことがあります。
こうした影響による教育格差が生まれないように、今後の支援のあり方を模索しています。

新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いているため、食事の配給を行う病院では、およそ2年ぶりに、配膳を実施する機会を得ることができました。
コロナ禍の2年間は、病院スタッフの方たちが院内で配膳をしてくださっていましたが、長期にわたり医療が逼迫した状況が続いたため、こちらで配膳までできればという気持ちがあります。
今回、病院スタッフの見守りのもと、ルールを設けて配膳を実施しましたが、患者さんが殺到してしまったり、列に並んでもらえなかったりと、感染対策が実施できず、対応に苦慮していました。
そんな時、再び感染者数に増加傾向が見られたため、現在は調理した食事を病院まで運び、配膳は病院スタッフの方たちに院内で行なっていただく以前の方法に戻っています。
状況がまだ不安定であるため、より良い方法で支援を継続できるように、試行錯誤しながら進めています。

2018年の豪雨災害の被害を受けた人々へは、毎月の教育支援を行う子どもたちの家族に加え、定期的に物資の支援を行なっています。
その他、炊き出しのような形で食事の支援を行うこともあります。
現在は社会経済活動が再開し日常が戻っていますが、雨季に入っているため、天候に左右される外での労働に従事している人々はほとんど仕事を得られない時もあります。
また、感染者数に少しでも増加傾向が見られると、仕事を断られてしまうことがあります。
支援を行っている人々は、密集したコミュニティで生活し、衛生状態も良くないと見られていることが多く、感染への恐れを抱かれやすい傾向があるようです。

コロナ禍の2年を乗り越え、現在、人々は生活の再建に励んでいますが、昨今の社会情勢により、例えばケーララ州では7%の電気料金の値上げが行われるなど、生活費の上昇が続いており、困窮する人々の生活はとりわけ厳しい状況が続いています。
その他、ガソリン価格はケーララ州では2年前は80ルピー(約136円)ほどでしたが、昨今では117ルピー(約200円)を超えたこともあり、病院の食事や支援物資の運搬を行うシーズインディアの活動にも大きな影響が出ています。
こうした状況の中、皆様のご支援が日々を歩む上で何よりも力強い支えになっています。
困難が続きますが、真っ直ぐに前を向いて進むことができるように、皆様の温かいお気持ちを胸に支援を計画し、今後も活動していく予定です。

いつも温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

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