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お知らせ

ポストコロナ福祉活動支援募金活動報告(その2)

ポストコロナ福祉活動支援募金にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

2月12日に、身寄りのない高齢者や孤児が暮らす福祉施設へ、第31回目の物資の支援を行うことができました。
もっとも消費される食料品や生活必需品を中心に物資を集め、配送料を含めた合計は、Rs.37,855(約60,700円)です。
今回は、前回から約3ヶ月半でのお届けとなりました。

新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、インドではすっかり日常が戻っています。
中国での感染拡大により、一時期は感染対策が強化されましたが、その後に感染拡大の兆候が見られることはなく、人々は再び落ち着いた日々を過ごしています。

コロナ禍を経て、インドでは経済の成長率が主要国の中でもっとも高くなると予測されています。
しかし、福祉施設では入居を希望する人が増え続けており、当初400名ほどだった入居者は、現在は800名近くになっています。
福祉施設がある首都圏をはじめ、都市部では失業率が高くなっており、いったん生活の基盤が損なわれると、その再建は容易ではないことがうかがえる状況があります。

日本では高齢者や障がいを持つ人々が入居できる施設が多くありますが、家族で暮らすことが一般的なインドでは、家庭でケアを行うことが多くあります。
家庭で専属の介護者を雇い、終日のケアをお願する場合もありますが、経済的に余裕がある家庭ができることであり、コロナ禍で難しくなった家庭も多くあると推測されます。
施設では、門にセキュリティ・カメラを設置していますが、真夜中に訪問してきた車が、介助が必要な人を門の側に置き去りにして行ってしまった状況が録画されていたこともあったといいます。
また、街で徘徊する人を保護することもあり、家族から捜索などが出されていないため、見捨てられてしまった可能性もあると考えています。

施設内は密集していますが、そうした人々を可能な範囲で受け入れ、施設内でのケアを行なっています。
コロナ禍において体制を整え、現在は安定した運営を行うことができていますが、必要最低限の物資でやりくりする状況が常にあります。
今回も定番となった甘いお菓子のラッドゥーを多めにお届けしましたが、心待ちにしている人が多く大変喜ばれ、こちらも嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
困難な状況に心の支えを失う瞬間もありますが、お互いを思い合うこうした機会を通じて日々に喜びを見出し、社会に明るい力を生み出し続けたいと思います。
福祉施設への物資の支援は、今後も継続していく計画です。

いつも温かいご協力をいただき、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

※この活動は、「新型コロナウィルス緊急支援募金」として実施していた内容を引き継いだものとなります。
インドでは、新型コロナウィルスの感染状況が落ち着き、日常が戻りつつあるため、新たに「ポストコロナ福祉活動支援募金」として実施させていただいています。

(スタッフ:ひるま)

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