アンナダーナ・プロジェクト（食事の奉仕）にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週の食事の奉仕は、６月13日に500皿（第28回目）を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル（豆のカレーとご飯、１皿45ルピー）です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
インドでは今年は６月８日に、雨季となるモンスーンが南インドのケーララ州で始まりましたが、時を同じくして、エルニーニョが発生したことが伝えられました。
エルニーニョが発生すると、インドではモンスーンの雨が減少し、干ばつが発生しやすくなるとされています。
インドでは過去100年間において18年間、干ばつに見舞われた年があったとされますが、そのうちの13年においてエルニーニョが発生していたといわれます。
農業用水のほとんどを雨水に頼るインドでは、モンスーンの雨量によって国の経済活動が左右されるほどです。
これまでの天候不順や社会情勢から、現在もインドでは砂糖や小麦の輸出制限が行われていますが、今年のエルニーニョによる農作物の収穫量への影響が大きく懸念されています。
奉仕を行う地域に暮らす経済的に困窮する人々は、物価高や環境問題など、こうした社会情勢の影響を受けやすい立場にあるとされます。
人口が多く、多様な文化が生きるインドでは、細やかな社会福祉制度の実施は容易ではありませんが、アンナダーナのような他者を思いやる古くからの伝統がそれを支えています。
それは、私たちを精神的に豊かに成長させてくれるものにも他ありません。
社会に明るい力が広まるように願いながら、与えられた日々に学び、私たちにできる前向きな活動に積極的に取り組むことを心がけたいと感じます。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
（スタッフ：ひるま）
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