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ガネーシャ・ギリ

究極の瞑想は死のニオイ

私が究極と思われる瞑想を目の当たりにしたのは1999年でした。
自分のヨーガの師が瞑想修行するヒマラヤへ、ツアー参加者として訪れた時のことです。
もうすでに師の弟子としての役割をさせていただいていた私は、
他の参加者の方々が、感極まって瞑想中の師を邪魔しないよう、留意するよう日本を発つに先輩達から言われていました。

ヒマラヤの高地にある聖地に着き、師が居るはずのテントを慎重に開けるとそこに師が蓮華座を組んでいたのですが、明らかに死のニオイがするのです。

正直なところ「ヤバい」という印象を持ちました。
日本に即身仏というものがありますが、それに近い印象だったかもしれません。
ツアー参加者皆が息を呑んだように思います。

しかし他の弟子がお世話をすると呼吸が戻ってきて、徐々に普通に戻りました。

普通の意識に戻った師は、「あれ、なんでここに居るの?」と言う感じで皆の顔を見た後、「ふ~っ」と息をつきました。
完全に意識が日常から離れていた反応だったと思います。
その時ヒマラヤに居るのすら記憶になかったのかもしれません。

私が本当に凄い瞑想を目の当たりにしたのはこの時が最初で最後だったように思います。

その後、何度も訪れたインドで様々な修行者に会いましたが、高度な瞑想経験をたくさん積まれている方から、全然そうでない方(いわゆる商売で修行者をやっているような方)まで実に玉石混交でした。

本物の師や本物の修行者を見つけるためには、自分もある程度は瞑想経験を積み、他の方の瞑想能力を見極められるといいのですが、
その方の瞑想する姿を見て、死のニオイが感じられたら、もしかしたらそれは良い判断材料のひとつになるかもしれないと、個人的には思っております。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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