プージャーなどを長年されている方は、その所作やマントラが心身に沁みついて潜在意識のレベルまで達しています。
そのレベルになると、本質的にはプージャーに所作やアイテムは、必要なくなってしまいます(もちろん、実際に所作を行うかどうかとは別の話です)。
瞑想のなかで全てのプージャーを執り行うことができるようになります。
それは神と直接コミュニケーションができるようになることもにもつながります。そしてバクティヨーガ(神への親愛ヨーガ)の極意にも通じるものです。
そのレベルまで、プージャーを深めることができれば、パンデット(僧侶)でない私たちもプージャーの効果を十分に受け取ることができるでしょう。
そしてもちろん厳密にいえば、プージャーだけでなく、人間のあらゆる行為を瞑想の中で行うことができるようになります。
そういうレベルに達したのなら、たとえば、有名な太陽礼拝などもまったく体を動かさずにできるようになるのです。
全てのアーサナ(ヨーガのポーズ)やプラーナーヤーマ(呼吸法)も肉体を使わずに意識の中だけでできるようにもなるのです。
一方、逆に様々な行為を行う時に、瞑想状態行うという場合もあります。
これには、全ての行為を行う時に、マントラをアジャパジャパで唱えながら行うことも、広義としては含まれます。これはカルマヨーガの極意に通じるものです。
ちなみにヨーガのアーサナは、それがそのまま瞑想だという言われ方をよくされますが、これは漫然とやればいいというわけでなく、
瞑想の意識状態で行いなさい、ということになります。
もしそのように行動できれば、アーサナやプージャーだけでなく、日常生活のすべての行為は無私の行為になり、それは全て神への捧げものになります。
そのレベルになることができれば、他人がなんと思おうと、その人は聖者であると言って差し支えないでしょう。
行為を瞑想する場合も、瞑想で行為する場合も本質的には同じことなのですが、いずれにしても、私達普通の人間はそのレベルにいたることは容易ではありません。
しかし、たとえ一歩でもそのレベルに近づければ、一歩分の進化になります。
こつこつ一歩一歩あゆんでいきたいものですね。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
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ガネーシャ・ギリ
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