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アンナプールナー・ジャヤンティー2023:食物と豊穣の女神の降誕祭

2023年12月27日は、アンナプールナー・ジャヤンティーの吉日です。
アンナプールナー・ジャヤンティーは、食物と豊穣の女神であるアンナプールナー女神の降誕を祝福する神聖な祭日です。
この祭日は、マールガシールシャ月(11月~12月)の満月の日に祝われ、食物の恵みと生命の維持者としての女神の重要性を称えます。

シヴァとシャクティの教え

「アンナプールナー」という名前は、「食物に満ち溢れた者」という意味を持ち、その存在は宇宙の根本的な原理を示しています。
このアンナプールナー女神にまつわる神話は、シヴァとシャクティ、プルシャ(精神)とプラクリティ(物質)、男性と女性の間の深い結びつきを教えています。
そこでは、これらの対が互いに補完し合い、宇宙の調和と創造のプロセスにおいて不可欠であるということが示されます。

シヴァ神とパールヴァティー女神の対話

ある時、シヴァ神は妻であり世界のすべての物質的な現れであるパールヴァティー女神に対し、物質世界は幻影に過ぎないと語ります。
シヴァ神は食べ物もこの幻影の一部だと主張しました。
これに対し、パールヴァティー女神はシャクティ(エネルギー)の重要性を示すために姿を消し、物質世界の基盤である自らの存在の価値を証明しようとしました。

パールヴァティー女神の教訓

パールヴァティー女神がいなくなると、世界は食べ物を失い、荒廃し始めます。
生き物たちは飢餓に苦しみ、世界は平衡を失いました。
この状況を見たパールヴァティー女神は、食事を与えるためにカーシー(現在のヴァラナシ)に戻ります。
シヴァ神は謙虚にパールヴァティー女神のもとを訪れ、物質世界の重要性を認め、謝罪しました。

アンナプールナー女神の誕生

パールヴァティー女神はシヴァ神の謙虚さと理解に心を動かされ、シヴァ神に食事を与えます。
この行為により、パールヴァティー女神はアンナプールナー(食物に満たされた者)として崇められるようになり、その神聖な役割が認識されるようになったと伝えられます。
この神話は、物質と精神のバランス、そして生命の維持における女性の力と役割を象徴しています。

アンナプールナー女神への祈り

アンナプールナー・ジャヤンティーは、物質世界と精神世界の両方の価値を認識し、その調和の重要性を思い起こす機会でもあります。
この日、人々は女神に祈りを捧げ、日々享受する食物の恵みと、その背後にある神聖な力に感謝する時を過ごします。

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