インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。
यत् करोषि यद् अश्नासि
yat karoṣi yad aśnāsi
ヤット カローシ ヤッド アシュナーシ
あなたが行うこと、食べるものを
yat【中性・単数・対格、関係代名詞 yad】[〜に、〜を]〜であるもの、〜である人
karoṣi【二人称・単数・パラスマイパダ・現在 √kṛ】[あなたは〜]為す、作る、遂行する、用いる
yat【中性・単数・対格、関係代名詞 yad】[〜に、〜を]〜であるもの、〜である人
aśnāsi【二人称・単数・パラスマイパダ・現在 √aś】[あなたは〜]食べる、(飲食を)摂る;味わう;楽しむ
यज् जुहोषि ददासि यत् ।
yaj juhoṣi dadāsi yat |
ヤジュ ジュホーシ ダダーシ ヤット
あなたが供えるもの、施すものを
yat【中性・単数・対格、関係代名詞 yad】[〜に、〜を]〜であるもの、〜である人
juhoṣi【二人称・単数・パラスマイパダ・現在 √hu】[あなたは〜](火の中に)注ぐ・投げ入れる、〜を捧げる・供える;(油を)ふりかける
dadāsi【二人称・単数・パラスマイパダ・現在 √dā】[あなたは〜]与える、贈る、交付する;断念する;売る;(科料・賃金・負債を)支払う;渡す;返す;(供物を)捧げる
yat【中性・単数・対格、関係代名詞 yad】[〜に、〜を]〜であるもの、〜である人
यत् तपस्यसि कौन्तेय
yat tapasyasi kaunteya
ヤット タパッスヤシ カウンテーヤ
苦行することを、アルジュナよ
yat【中性・単数・対格、関係代名詞 yad】[〜に、〜を]〜であるもの、〜である人
tapasyasi【二人称・単数・パラスマイパダ・現在 √tapasya】[あなたは〜]自身を呵責する、肉体を苦しめる、苦行をなす
kaunteya【男性・単数・呼格 kaunteya】[〜よ]クンティーの息子、アルジュナの別名
तत् कुरुष्व मदर्पणम् ॥
tat kuruṣva madarpaṇam ||
タット クルシュヴァ マダルパナム
それを、私への捧げものとせよ
tad【中性・単数・対格、指示代名詞 tad】[〜に、〜を]それ、あれ、これ
kuruṣva【二人称・単数・アートマネーパダ・命令 √kṛ】[あなたは〜せよ]為す、作る、遂行する、用いる
madarpaṇam【中性・単数・対格 mad-arpaṇa】[〜に、〜を]【私に】投げること;貫通すること;附著;〜に(信用・尊敬等を)置くこと;応用;交付;譲渡、引渡;還付 【形容詞】来す、致す;上に置く、与える;伝送する、託す
यत्करोषि यदश्नासि यज्जुहोषि ददासि यत् ।
यत्तपस्यसि कौन्तेय तत्कुरुष्व मदर्पणम् ॥२७॥
yatkaroṣi yadaśnāsi yajjuhoṣi dadāsi yat |
yattapasyasi kaunteya tatkuruṣva madarpaṇam ||27||
あなたが行うこと、食べるもの、供えるもの、施すもの、苦行すること、
アルジュナよ、それを私への捧げものとして行いなさい。
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