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雑記帳

真の豊かさを求めて

さまざまな神々との繋がりが伝えられるアクシャヤ・トリティヤでは、ラクシュミー女神がクベーラ神と共に、富と財を守る者としての地位をシヴァ神より授けられたと伝えられることがあります。アクシャヤ・トリティヤにおいて、この二神が伝える象徴にも、学ぶべきことが多くあります。
富や幸運の女神として愛されるラクシュミー女神は、純粋を象徴する美しい蓮に座して描かれます。そんなラクシュミー女神の乗り物は、時に象、またはフクロウとして知られています。働きと力強さを象徴する象は、ラクシュミー女神が努力を怠らない働き者を好み、その者の下へ恩寵を降り注ぐと伝えられることに繋がりがあると言われる一方で、時にフクロウを乗り物として描かれることがあります。
ラクシュミー女神が乗り物として操るフクロウの象徴には、さまざまな言い伝えの中の一つに、光と闇の存在があります。フクロウは光のある日中は動き回らず、暗闇に包まれた夜に活動する動物です。それは、私たちが物質的な富という欲望(暗闇)にとらわれ、本質である幸せ(光)が見えないことを意味しているのだと言われます。物質的な豊かさだけではなく、精神的な豊かさを授ける女神でもあるラクシュミーは、真の豊かさがある光の中で目を覚ますよう、私たちの欲望(暗闇)を制御しているのだと伝えられます。
そして興味深いことに、富と財宝の神であるクベーラ神は、動物ではなく、人間を乗り物として描かれることがあります。それは、私たち人間が富(欲望)の奴隷となってしまったことを象徴する一方で、クベーラ神が欲望に苛まれる私たち人間を正しく導こうとしているのだとも言われます。
アクシャヤ・トリティヤは、その吉兆さから、現在は高価なものばかりが求められる日となりました。しかし、そこには神々が伝える深い意味が存在しています。限りのない真の豊かさは、まずは永遠の至福である神々を知り、精神的な成長を育むことによって授けられるものに他ありません。
豊かさを求めることは、決して間違いではないと精神的な学びの中で教えられました。本質である神々への理解を常に深めながら、豊かな日々のために成長していきたいと感じています。
(文章:ひるま)

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