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フェスティバル

ダシャラー祭

vector illustration of Rama killing Ravana in Dussehra

2015年は10月22日(日本時間では23日)に、いよいよダシャラー祭(ヴィジャヤ・ダシャミー)を迎えます。ドゥルガー女神が悪神マヒシャースラを倒した日、また、ラーマが魔王ラーヴァナに打ち勝った日として、悪に対する善の勝利を象徴するとても吉兆な日にあたります。街のあちこちでは魔王ラーヴァナをかたどった人形が燃やされるなど、盛大な祝福が執り行われます。

ダシャラー祭に深く関わりがある魔王ラーヴァナは、10の頭を持ち、自らの頭を切り落としながらブラフマー神への苦行を行ったことで有名です。この10の頭に象徴されるものは、色欲、怒り、執着、強欲、慢心、嫉妬、自己中心、偽り、酷薄、自尊心といった、私たちの心を支配する悪質な感情や思考の数々と言われます。

一方で、それは4つのヴェーダと6つのシャーストラを象徴し、ラーヴァナが知識に卓越した存在であることを象徴していると言われることがあります。そんなラーヴァナが唯一成し得なかったこと、それは感覚の制御でした。

ラーヴァナの10の頭は、5つの知覚器官と、5つの行為器官であるとも伝えられ、それは、目・耳・鼻・舌・皮膚(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の5つの知覚器官、そして、口・手・足・生殖器官・排泄器官・(発声・操作・移動・生殖・排泄)の5つの行為器官にあたります。

ラーヴァナは大きな王国を築くも、こうした常に変化を続ける肉体の知覚や行為を制御することができず、決して幸せに留まることはなかったと伝えられます。一方で、ラーヴァナを倒したラーマは正義の化身であり、美徳に秀でた最高の人物として崇められてきました。

肉体をまとう私たちの内には、ラーヴァナの質も、ラーマの質も存在しています。9日間のナヴァラートリ祭では、その一日一日を通じ、食の節制を始め自分自身の欲望や感覚と向かい合い、それらを制御することを学びます。季節の変化を迎え、欲望や感覚が不安定になるこの時こそ、動的なエネルギーの象徴である女神に心を定めることで、それらの制御も容易いものとなります。

ラーマがラーヴァナを倒したように、感覚を統制し不変の至福に留まることができるよう、残りのナヴァラートリ祭で学びを深めたいと感じています。皆さまもダシャラー祭を大きな勝利と共に迎えられますよう、心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

参照:”Ravana”, https://en.wikipedia.org/wiki/Ravana

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