ナヴァラートリ祭の9日間は、ドゥルガー女神、ラクシュミー女神、サラスワティー女神の3女神が3日間ずつ讃えられますが、9つの姿を持つドゥルガー女神の姿もまた、一夜ずつ礼拝されます。
第6夜に礼拝されるのはカーティヤーヤニー女神です。
カーティヤーヤニーは金色に輝き、4本の腕を持ち、武器と蓮の花を手にしています。その他の手で、守りを授けるムドラーを示しています。
カーティヤーヤナの娘、またラクシュミー女神の現れとも言われ、クリシュナを夫として得るために大変な苦行を行ったと言われています。古代の経典によれば、聖地ヴリンダーヴァンに住む未婚のゴーピーたちは、早朝にヤムナー川で身を清めた後、カーティヤーヤニーへの祈りを行っていたと伝えられ、カーティヤーヤニーへの礼拝は、結婚に関して何らかの困難に直面している人々に恩恵が与えられると伝えられます。
また、真摯にカーティヤーヤニーを崇拝する者は、人生の4つの目的とされる、ダルマ(法則)、アルタ(富)、カーマ(欲望)、モクシャ(解脱)を容易に得ることができると信じられ、あらゆる病や苦難から守られると言われます。過去世において成された罪を清めるためにも、カーティヤーヤニーの崇拝はこの上ない吉兆なことであると言われます。
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