今インドではトゥラシー・プージャー(ヴィヴァーハ)を迎えていますね。きっと各地で結婚式が盛大な時かもしれません。チャトゥルマーサにあたる7月のグル・プールニマーからは、ほとんど結婚式が執り行われないので、待ちに待ったカップルも多いのではないでしょうか。(広大なインドはたくさんの宗教や、各地域で異なる慣習があるので、全インドとは限りません。)
これは、ヴリンダーヴァンのニディヴァンという森の中。
ヴリンダーはトゥラシーのこと、ヴァンは森や林。クリシュナさまが幼少を過ごしたとされるヴリンダーヴァンは、トゥラシーの森となりますね。トゥラシーはクリシュナの愛した木とも言われます。
木々にはたくさんのシンドゥールが捧げられています。
ニディヴァンはラース・リーラが初めて起こった場所と言われ、今でも夜になると、クリシュナとラーダーがダンスをすると信じられています。森の中には、クリシュナとラーダーがダンスを踊った後に休息をとるための部屋があり、夜になる前にお水や食事を捧げ部屋に鍵をかけるそうですが、朝になると、全て減っているんだそうです。
でも、夜は誰も、森に入ることができません。見ようとする者は、決して戻ってこられないのだといいます。
神秘に満ちるインド。たくさんの神話が今でも生きています。
(スタッフ:ひるま)
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