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インド音楽

63、腎臓・腸・肝臓のRaga:

illustration of human chakra, OM symbol,amulet from Nepal

腎臓、腸、肝臓を健康に導いたり、活性化させると考えられているRagaは、腎臓、腸に関わり、生命力、生気、情熱を司るとされる「第1のChakra:Muladhara」と、その関連音「Sadaj(サラジュ/ド)」および、胃、肝臓、胆嚢、脾臓、膵臓に関わり、情緒の安定を司るとされる「第3のChakra:Manipura/Nabi」と、その関連音「Gandhara(ガンダーラ/ミ)」の二つのChakra。二つの象徴的な音と関係しています。

「肝腎要」の言葉があるように、肝臓と腎臓は、深く関わって働いています。一方が疲弊していても、一方がまだ元気な場合もありますが、いずれどちらも疲弊してしまうほどデリケートな関係でもあります。

ところが、アーユルヴェーダでも、中医・漢方弁証論治でも、解剖学としての臓器とはちょっと異なるニュアンスの「腎の臓の系統」と「肝の臓の系統」は、別な役割を担っているとも説きます。

このことは、科学音楽の音の役割、立場、系統からも証明されます。

第三音「Gandhara」は、基音である第一音「Sadaj」の自然倍音のひとつであり、更に言えば、第五音「Pancham」、更に高域では第七音「Nishad」もやはり物理的に自然に得られる倍音です。

したがって、第1Chakra:Muladharaは、第3Chakra:manipura/Nabi、第5Chakra:Vishuddhaと深く関わるわけです。もちろん別な意味で、腎臓及び肝臓の解毒、腸、肝臓の栄養素の摂り込みには、良質な血液と血流が不可欠ですから、第4Chakra:Anahataも大きなサポーターでもあります。

同じ様に、Ragaにおいて、第一音:Sadaj、第三音:Gandhara、第五音:Panchamが優勢な場合、むしろ控えめな存在の第四音:Madhyamの扱いには神経を注がねばなりません。 また、そのようなRagaの中には、♮と#のふたつのMadhyamを持つものも少なくありません。

(文章:若林 忠宏

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若林忠宏氏によるオリジナル・ヨーガミュージック製作(デモ音源申込み)
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