वितर्का हिंसादयः कृतकारितानुमोदिता लोभक्रोधमोहपूर्वका मृदुमध्याधिमात्रा दुःखाज्ञानानन्तफला इति प्रतिपक्षभावनम्॥३४॥
Vitarkā hiṁsādayaḥ kṛtakāritānumoditā lobhakrodhamohapūrvakā mṛdumadhyādhimātrā duḥkhājñānānantaphalā iti pratipakṣabhāvanam||34||
ヴィタルカー ヒンサーダヤハ クリタカーリターヌモーディター ローバクローダモーハプールヴァカー ムリドゥマディヤーディマートラー ドゥフカージュニャーナーナンタパラー イティ プラティパクシャバーヴァナム
邪念や殺生などは、為しても、為されても、容認しても、貪欲、怒り、妄想が原因であれ、温和、中位、過激であれ、無限の苦痛と無知をもたらす。それが、反対の想念である。
簡単な解説:前節において、もし邪念が起こり、禁戒と勧戒(ヤマとニヤマ)の実行が妨害されるのであれば、その邪念に対抗する想念を抱くと良いと説かれました。本節では、邪念や殺生などは、自分で為しても、他人に為されても、それを容認しても、貪欲、怒り、妄想が原因であれ、温和、中位、過激であれ、それら全ては無限の苦痛と無知をもたらすと想うことが、邪念に対抗する想念であると説かれます。
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