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雑記帳

聖紐(モーリー)の起源と恩恵

インドではプージャーにおいて、また、寺院を訪れると、赤やオレンジの紐を手首に巻かれることがあります。この聖紐は、モーリーやカラーヴァーと呼ばれ、神と自分自身を結びつける象徴として捉えられます。

一般的にはシンプルな赤やオレンジの紐が用いられますが、さまざまに装飾されたモーリーもあります。男性は右手、女性は左手に巻かれます。既婚女性は左手、未婚女性は右手に巻かれることもあります。

このモーリーの起源は、ヴィシュヌ神の5番目の化身である矮人ヴァーマナが、マハーバリ王の手首に、不死をもたらすラクシャ・スートラ(守りの紐)を結んだことにあると伝えられます。

手首には、重要な静脈が流れます。ここにモーリーを結ぶことで、体の3つのドーシャのバランスが取られ、サットヴァの質が向上するといわれます。そうして、ネガティブなエネルギーが周囲を取り巻くことを防ぐと信じられます。

モーリーによって、ブラフマー神からは名声、ヴィシュヌ神からは保護、シヴァ神からは解放、そして、サラスワティー女神からは知識、ラクシュミー女神からは富、ドゥルガー女神からは力の祝福が授けられると言われます。

こうした「結ぶ」という行為には、日々を豊かに生きるための深い意味が存在しています。日常の中で感じる不安や恐れは、自分自身が全体(神)から離れた存在であるという無知にあるといわれてきました。こうした「結ぶ」という行為を実践することで、心安らかな日々を過ごすことができるでしょう。

参照:The secret behind tying Mauli Thread

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