न च तत्सालम्बनं तस्याविषयीभूतत्वात्॥२०॥
Na ca tatsālambanaṁ tasyāviṣayībhūtatvāt||20||
ナ チャ タトサーラムバナン タスヤーヴィシャイーブータトヴァート
ただし、その原因を知ることはできない。それは、対象には及ばないからである。
簡単な解説:前節において、綜制を通じ、想念を直観することで、他人の心を知ることができると説かれました。本節では、他人の心を知ることができても、その知識は想念だけにとどまり、その対象には及ばないため、想念の原因を知ることはできないと説かれます。
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