チャイルド・スポンサーシップ(子どもの教育支援)にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
5月の配給時の様子が届きましたので、ご報告をさせていただきます。
現在は酷暑期が続き、インドの多くの地域で夏休みを迎えています。
一方で、ケーララ州では待ちに待ったモンスーンが始まりました。
雨季を迎え気温が下がり始めると、新学期が始まります。
5月の配給は、新学期を迎えるための学用品などを配る時期です。
今回は、NGOの代表が国連の核軍縮の会議のために米国に滞在していたため、また、夏休み中で遠出をしている子どもたちもいることから、施設での配給の集まりを見送りました。
通常であれば、新学期を迎えるための学用品を配る時期となりますが、子どもたちの通う学校によって、必要なものがさまざまに異なります。
主にダリットの人々が中心であるNGOのスタッフだけでは、それぞれを適切に購入することが難しい状況でした。
そのため、5月はフードサービスを行うリキシャドライバーのスレーシュが、1家庭にRs.1500(約2500円)を配りに歩きました。
主に、制服や通学バックを準備する資金となります。
資金は、必要な学用品をそれぞれ購入するよう、主に母親に手渡されました。
毎回の配給時におけるさまざまな話によって、母親たちは教育が子どもたちのより良い未来を築くことを理解し、とても教育熱心です。
それぞれの子どもに見合った適切な学用品が準備されたとのことでした。
今月は配給時の写真がなく誠に申し訳ございません。
4月の終わりに、NGOが支援するろう者の方々が集まる教会において、ろう者の親をもつ子どもたちへ学用品の配給を行った際の写真を掲載させていただきます。
チャイルド・スポンサーシップのリストには入っていない子どもたちですが、必要な時にはこうして支援を行っています。
ろう者の方々が集まる教会はとてもシンプルです。お説教は手話で行われ、前の黒板が使われることもあります。
中には、絵葉書作成を通じて、収入を得る女性もいます。
十分な学用品を手にした子どもたちは、夏休み明けの新学期を楽しみにしているようです。
モンスーンは恵みの雨をもたらしますが、貧しい人々は十分な食糧を得ることが難しかったり、病にかかったりと、マイナスの面もあります。
6月の配給は、食糧を中心に配給が行われる予定です。
いつも温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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