第38回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。
今回は病院にて、滞りなく終えることができました。
病院では、11回目の実施となりました。
春の到来を祝福するヴァサント・パンチャミーを迎えたインドでは、各地で少しずつ気温が上がり始める頃です。
それでも、アンナダーナを実施した土曜日の朝の気温は、まだ一桁台でした。
冷え込みが厳しくなる冬の早朝は、有害物質が停滞するために、北インドの大都市では大気汚染が深刻となります。
しかし、アンナダーナを実施した数日前には雨が降り、当日は空気も少し綺麗になりました。
自然の恵みに感謝する中での実施となりましたが、それ以上に、自然に対して取り組むべきことが多くあることを実感します。
アンナダーナは、今回も滞りなく準備が進み、11時前には病院の周辺に到着、すぐに配り始めることができました。
病院の周辺では常に複数のアンナダーナが実施されていますが、いつも列が途切れることはありません。
今回も、2時間半ほどで、準備した1000食分以上の食事を配り終えることができました。
日中は20度ほどになりましたが、どんよりとした曇り空で太陽が出ず、少し寒く感じるほどでした。
AIIMS病院へは広大なインドの各地から訪れる人が多く、こうした寒さを経験したことがない人も多くいます。
皆様のお気持ちを通じた温かい食事は、病を患う人々にとって、とても大きな支えとなるはずです。

貧しい人々は、衛生的で健康的な生活を送ることが難しく、病にかかりやすかったりと、貧困の悪循環に陥ることも少なくありません。
個人の努力だけでは、その悪循環から抜け出せないことも多くあります。
そんな人々に手を差し伸べる時、悪循環を断ち切るための小さな助けとなり、社会にも安定や幸福が広がるはずです。
小さくても、私たちの行為は社会を動かす大きな力を持っているということを心に留めながら、行動することを努めたいと思います。
次回は、孤児院でのアンナダーナを予定しています。
次回も温かいご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。
(スタッフ:ひるま)
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