カルキ・ジャヤンティ2019

kalki

2019年8月5日はカルキ・ジャヤンティ(降誕祭)です(日本時間では6日)。

カルキはヴィシュヌ神の10番目の化身と信じられ、「永遠」や「時間」を象徴します。その名には、「不潔」や「汚物」という意味があり、悪や暗闇、無知を破壊する者として崇められます。

カルキはカリ・ユガの最後に現れ、世界の悪をすべて滅ぼし、新たな世界を築くと信じられています。シュラヴァナ月(7~8月)の新月から6日目に誕生すると信じられており、2019年は8月5日(日本時間では6日)にあたります。

カルキ・プラーナには、シャンバラという村に生まれることも記されています。白い馬に乗り、剣をもって描かれます。雷や大雨、厳しい日照りなどが関連付けられることも多く、古代の人々が大自然の破壊と不要な要素の破壊を示唆していたとも伝えられています。

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Kalki

ヨーガ・スートラ第4章第23節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


द्रष्टृदृश्योपरक्तं चित्तं सर्वार्थम्॥२३॥
Draṣṭṛdṛśyoparaktaṁ cittaṁ sarvārtham||23||
ドラシュトリドリシュヨーパラクタン チッタン サルヴァールタム
見るものと見られるものに染められて、すべてを理解する。

簡単な解説:前節において、純粋精神である意識は変化したりはしないが、覚がそれに近づきその形像が映し出されると、自己認識によって、その本質に気づくのであると説かれました。本節では、心は、見るものと見られるものとの両方から染められることによって、すべてを理解すると説かれます。

今回のツアーの密かな楽しみ②

今回のツアーの密かな楽しみの一つが、他の参加者の方もそうかもしれませんがティルパティのバラジの寺院参拝です。
参拝者数世界一、集まるお布施の額が世界第二位、と言われているこの寺院には、たくさんの善男善女が訪れます。
愛情運・金運を始めとしてこの世の様々な欲望を叶えてくれるというのですから、当然なのかもしれません。

今回ここをツアールートに入れたのには理由があります。
2018年3月のアッサム州のツアーの時に、地元のバラジの小規模寺院もルートに入れました。
それは、寺院がたまたまルート上にあったから、というだけの理由でした。
それまでバラジを1度も礼拝したことのなかった私は、せっかく行くのだから、という理由で、宝くじを40枚買って持っていき、バラジ寺院で祈りを捧げました。

期待していなかったのですが、宝くじは2等から2番違いのものがありました。
当選ではなかったものの、当選番号HPの映像と、私の手元の2番違いのくじの写真を載せたブログは、かなりの反響がありました。

そんな奇跡を見せられたら、本拠地であるティルパティに行かないわけにはいかないでしょう。

今回、満を持しての参拝になります。単に金運のため、というだけではなく、罪を破壊する最高神、ヴィシュヌ神の最高の化身としてのバラジにまみえてみませんか?

また、ここシーターラーマには、複数のバラジのアイテムがあります。
バラジにご縁を感じるようであれば、信奉のご検討をしてみてはいかがでしょうか?

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャギリ同行「星の力に守護された西インド・南インド至福の旅」

ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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馬頭の神の力

一年の中でとりわけ神聖とされるシュラヴァナ月の満月には、兄弟姉妹の愛の絆を祝うラクシャ・バンダンが盛大に祝福されます。
2019年は、8月15日にあたります。
一方で、この満月はガーヤトリー女神の降誕祭となる、ガーヤトリー・ジャヤンティが祝福される時でもあります。

ガーヤトリー女神は、知識の象徴であるヴェーダの母として崇められる存在です。
そんなガーヤトリー女神の降誕祭となるこの満月は、ヴェーダの学習に取り掛かる重要な日として伝えられてきました。
それは、この満月において、ヴィシュヌ神が馬の頭をしたハヤグリーヴァとなり、悪魔によって盗まれたヴェーダを取り戻したと伝えられるからです。
ヴェーダを失い、暗闇に包まれていた世界が、光を取り戻した時でした。

ヴィシュヌ神は、なぜ馬の頭を持つハヤグリーヴァとなってヴェーダを取り戻したのでしょうか。
ヒンドゥー教には、アシュヴィンという双子の馬の神格がいます。
アシュヴィンは医術の神であり、それぞれ日の出と日の入の輝きを象徴するとされます。
一方、太陽神であるスーリヤは、7頭の馬に率いられた乗り物に乗って世界を駆け巡ります。

太陽の光は、不幸や病気を取り除くものとして、古来より世界の各地で崇められてきました。
インドでは、そんな太陽の光をもたらす力が、馬としてあらわされています。
馬力という言葉もあるように、さまざまな文化において、馬の力は重要視されるものです。
この世界に万物を育む太陽を招き、その光を率いる馬は、私たちの内なる世界においては、生命力であるプラーナの象徴です。

インドでは古来より、プラーナを巧みに統べる術がさまざまな霊性修行として伝えられてきました。
この生きる力が正しく導かれる時、まるで目覚めたように、物事がくっきりと見えるように感じることがあります。
光が灯り、暗闇が消えていくその瞬間は、まさに、自分自身の本質に気づく時に他ありません。

ヴェーダが世界に取り戻されたとされるシュラヴァナ月の満月は、太陽を讃えるガーヤトリー・マントラを唱える吉祥な時でもあります。
内なる世界に光が昇るように、自分自身の生命力と向き合う霊性修行を実践したいと感じます。
欲望という無知の悪魔によって光を奪われ、暗闇の中でもがき苦しむ私たちに、本質への気づきをもたらす知識が明るく輝くはずです。

(文章:ひるま)

ラクシャ・バンダン2019

2019年8月15日は、ラクシャ・バンダンの祝日です。ラクシャ・バンダンについての簡単な解説を、以下Raksha-Bandhan.comよりご紹介させていただきます。

ラキ:愛の紐
ラキは、兄弟・姉妹の愛情で彩られた神聖な紐のお守りです。ラクシャ・バンダン(守護を結ぶの意味)として知られるこの日は、ヒンドゥー暦におけるシュラヴァナ月の満月の日に祝われます。一筋の紐に過ぎないラキは、 愛と信頼の固い絆の中でもっとも美しい関係を結ぶとき、鉄の鎖より強いとみなされます。 また、誰もが助け合い、仲良くするべきという概念を広めるために、ラキの祝日は社会的な意義があります。

伝統と習慣
ラクシャ・バンダンの祝日は、兄弟・姉妹間で分かち合う愛情に捧げられます。 この日、姉妹たちは、兄弟の長寿と祝福を神に祈ります。 姉妹たちは兄弟たちに美しいラキを贈り、兄弟たちはこの世界の悪から姉妹たちを守ることを約束します。この習慣は古くからあり、ここで行われる儀式は地域によって異なりますが、その美しい意義はどこにおいても変わることはありません。

ラキの意味
調和をもたらし、家族をひとつにまとめるために、ラキの祝日には大きな意味があります。ラキは、兄弟・姉妹間の愛、すなわち彼らが子供の頃から共有している愛の絆を表しています。 ラクシャ・バンダンを祝う習慣は遙か昔に遡り、今なお、人々は伝統的な方法でその愛情を表現しようとしています。ラキは、古い時代から、兄弟・姉妹間の愛の絆を強く結びつけてきたのです。

ラキのお祝い
ラクシャ・バンダンのお祝いは、兄弟・姉妹間の穢れのない愛を表す祝日です。 古くから、この祝日は歓喜をもって祝福されてきました。ラキは兄弟・姉妹間の無条件の愛の証です。 女性たちは、少なくとも祝日の2週間前から準備を始めます。その一日を特別な日にするために、人々はラキや贈り物、ラキ・プージャーのプレート、お菓子などを買います。 これはまた、この神聖な祝日を祝うために家族が集まるという一つの機会にもなります。愛する人々の間での贈り物は、この特別な日を心に残る美しい思い出にしてくれます。

出典:Raksha Bandhan, http://www.raksha-bandhan.com/
より翻訳転載

第51回グループ・ホーマ(グル・プールニマー)無事終了のお知らせ

第51回グループ・ホーマ(グル・プールニマー)にお申込みいただきました皆様、誠にありがとうございました。

グルを礼拝する、第51回グループ・ホーマは、7月16日に無事に終了いたしました。

プージャーの写真を以下に掲載させていただきます。

神々の祝福と、より良い体験がありますよう、心よりお祈り申し上げます。

第51回グループ・ホーマの実施内容はこちらよりご覧いただけます。

186、アーユルヴェーダ音楽療法入門48 (ヤントラ・マンダラと脳機能1)

ヴェーダの叡智・科学を学ぶ上で重要な「三大テーマ」である「タントラ・マントラ・ヤントラ」は、
それぞれ
「科学:脳機能に訴える・働きかける(活性化させる=心身の健康に至る)」
「聴覚(及び自動的発声)に訴える:働きかける(脳機能の活性化=同上)」
「視覚に訴える:働きかける(脳機能の活性化=同上)」
役割を持っています。
これは、当「スピリチュアル・インド雑貨:シーター・ラーマ」さんのファンの方々ならば、私が説く迄もないことですが、「マントラ」に関しては、仏教興隆~ヒンドゥー経新興の時代に、かなり悲惨な立場に置かれた結果、密教的に存続する中で、幾つかの過激な宗派に分裂し、そのイメージが外部により多く伝えられたという側面があります。このことはいずれ、詳しくお話したいと思います。

その話を説くまでもなく。
「タントラ・マントラ・ヤントラ」がセットで語られていること。インド文明の重要なテーマや用語が、しばしば「三つの言葉」がセットになっていること。を考え合わせれば、「タントラ」が「マントラ」「ヤントラ」と遠いテーマ・意味・価値・存在である筈はないこともまた、言う迄もないことです。つまり「マントラの全てや多くは、特殊な密教や教条主義的社会否定論ではない」ということです。
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今回から、まず基礎的なことを数回に分けて説きたいと思いますのは。「ヤントラ」およびその関連である「マンダラ」が、
「そもそも何の為に存在したのか?」
「視覚に訴える・働きかけるとはどういうことなのか?」
「ただ眺めていれば良いのか?」
などというテーマと、
現代人が分かっているようでいて分かっていない。もしくは、その価値に気づいていない「相似性」のこと。ひいては「相似性と不二一元論(凡我一如)」についての導入の話を出来る限り掘り下げて説きたいと思います。宜しくお願い致します。
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まず。
「ヤントラ:具象・造形・絵画・色彩・図形・文字・印」は、以下の「力と意味」を同時に持ち、発しています。
「A:存在自体の意味(力)」
「B:向き合うことの意味(力)」
「C:理解することの意味(力)」
です。
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幼稚で下世話な喩えで恐縮ですが、これを「恋愛」に喩えます。
A:
憧れの段階のようなもので、「この世に存在してくれるだけで嬉しい(幸せ)」「片思いでも良い」とか、「一緒に居てくれるだけで嬉しい(幸せ)」のような、或る意味、とても純粋で、「我欲」や「他愛と勘違いした自己愛」が入り込む余地が殆ど無い、或る意味献身的な段階があります。
ところが、次の段階では?
B:
「親しい友達や『友達以上』の関係となって、見つめ合ったり、語り合ったりしたい」とか
「相手のことをもっと知りたい」という段階になりますと。やがて「自分のことも知って欲しい」「分かって欲しい」などや「自分だけと向かい合って欲しい」などという「我欲・独占欲」「特別な存在=存在認証・比較意識」が生じて来てしまいます。

中世インドのバクティー興隆の時代の有名な実在の詩人「ミーラー・バーイ王女」は、夫の戦死の後、修行僧を宮殿に招き入れ、中庭で日々献身歌(Bhajan)を一日中繰り広げていた一方で、独りの時間には、クリシュナ像と向かい合い、語り掛けを続け、何時の日か、クリシュナが現われるようになったと言われます。多くのクリシュナ物語に共通するテーマが、「救われたい・自己中心的な欲求」から「信仰的成長~献身」に至る道筋です。逆に言えば、この先に「C:理解することの意味(力)」に導くテーマや伝承・教えがしばしば欠落している点が、ヒンドゥー教の「ご利益宗教的側面」であり、「ブラフマン~仏教(ジャイナ教)~ヒンドゥー経」の根底にある「アニミズム的性質(或る意味で既に不二一元論・凡我一如)~相似性:実在としての個人に転写する」の側面が忘れられがちな部分です。

従って、タントラの叡智や、バガヴァド・ギータの主旨、ウパニシャドの意味は、「C:の段階に至る」ことを示唆・導いていたことは言うまでもないことなのです。
ご存知の方も多いと思いますが、同じクリシュナの物語とも言える「バガヴァド・ギータ」に於けるクリシュナの言葉は、「ヴェーダ経典の奥義のひとつ:ウパニシャド」同様に、極めて難解で、奥深く、禅問答のようであり、「単純で表層的で安直で短絡的な『答え』をくれない」ものでもあります。

つまり「情報を取り込んだだけ」では、「食物を消化・吸収・代謝していない→勿体無いことに、殆どを排泄してしまう」ということです。
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最早、数十年しぶとく続く「健康ブーム」の中でもこの十年は、「サプリメント・ブーム」とも言えますが、この数年、大手メーカーがこぞって「乳酸菌サプリ」を次々に売り出し効果を歌い上げながらも、実際は「殆どの乳酸菌が腸壁に定着せずに排泄される」という哀しい話。もしかしたら、最近トーンダウンしている感が否めないのは、じわじわとそのことに消費者が気づき始めたからかも知れません。
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つまり「C:理解することの意味(力)」に迄至らない限り、それは「私たちの心身に根付かない(定着しない)」ということに他ならないのです。
しかし、古今東西で「ご利益宗教(大衆迎合的でありながら大衆扇動的でもあり、催眠的でもある)」は、「(考えずに)信じなさい。さすれば報われる」と説いて来ました。これは、為政者(権力者)とっても誠に好都合な手法なのです。
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今回の図は、今回のシリーズの冒頭に誠に相応しい(=在り難い)(いずれにしても失礼な言い方ですが)
象徴的なマンダラ・ヤントラです。
まず、
左は日本に伝わった密教に於ける「曼荼羅」で、中央がインドの「Vishnu-Mandala」
右が、この20年、欧米・日本で人気の「Shri-Yantra」です。三番目は、厳密には「Shri-Yamtra-Mandala(Mandala-Yantra)」で、
純然たる「Shri-Yantara」では、神々は、「図形化」されています。逆に言うと「Yantara-Mandara]では、「効果効能・意味・価値」が、「神格化」されている、と言う事ことが出来ます。
つまり、
「このテーマ」が、ヤントラにしてもマンダラにしても、最も重要なポイントなのです。

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1、何も考えずに「お札のように」置いておく。飾っておく。
これだけでも、何もしないことの数倍の意味・価値・効果はあるかも知れません。
逆に、ご本人の精神状態・思考性や取り巻く環境、オーラー・念や滞り、住居の方位、置く場所
んどによって、「数倍の効果」は激減するかも知れません。

2、祈りを捧げたり、見つめながらの呼吸法やアーサナによって、明らかに真摯で謙虚で無心な心持で向かい合うことによって。その意味・価値・効果は、数十倍になることでしょう。しかし、同上に、取り巻く環境・条件・本人の精神性・思考性によっては、「殆ど相殺される」かも知れません。

3、「意味を理解し、学び、気づくこと」によって、「取り巻く環境の弊害・滞り」は、劇的に改善します。つまり、「ヤントラ:が無くても、「マントラ」を唱えずとも、「アーサナ」をせずとも、「思考回路を是正し、脳機能を活性化させる」だけで、かなりの悪条件を改善出来るということです。

そこに「ヤントラ」の助けが来ることは、極めて理想的です。そもそも「ヤントラ」は、そのための「設計図/使用法解説書」なのです。要は、「自分の意識・努力が足りない分にヤントラの力を無駄に使ってしまうか?」それとも、「自分の力の限りを尽くし、その応援と、その先の為にヤントラの力を得るか?」ということであり、これは生薬~サプリメントも同様です。

「長年使わずに居た脳機能を活性化」すれば、「自律神経・ホルモン・伝達物資・ナーディ・チャクラ」が活性化することは言う迄もありません。これが「滞り」には最大の効果があり、それしか解決策が無いとも言えます。

4、更に、3、の「思考性の活性化」と共に、「ヤントラ(曼荼羅)の設計図と、自身の思考回路(脳内機能)を相似(リンク)させる」ことが出来れば、その効果は数百倍。もしくは、阻害し相殺させていた要因の多くが除去されることでしょう。

このテーマは、以下の様に比喩することが出来ます。以下の各番号は、上記の番号と符号します。

1、薬を貰って来たことで「安心」し、飲まずに置いておく。
多くの薬に占める「プラゼボ効果」の割合は、かなりのもののようですから、「飲まずに置いておく」だけでも「Better than Nothing」かも知れません。

2、とりあえず、ちゃんと服用する。
まじめな方や「ちゃんと治したい」としっかり決意している方々は、常にこのレベルで服用している筈です。が、以下のレベルに至る人は稀と思われますが、ここからが、肝心なのです。

3、薬の成分や効果効能。タイミング、前後の飲食・飲水や、体の状態を良く学んで、「規則性・定期性と状況との適応性のバランス」を計り、ベストを尽くす。
これによって「フィジカル面」では、明らかに「薬効」は、向上するに違いありません。「メンタル面」でも、そこ迄学べば、今正に口入れる「薬」も、愛おしく・頼もしく思え、感謝の念や願い・祈りも加われば、単なるプラセボのレベルを遥かに超えることは明白です。

4、せっかくの薬の効果を阻害する「不規則な生活・不純物の常習的な摂取」などを根底から改める。例えば、肝臓が、日常的な有害物質の解毒で精一杯なところに、薬を与えて果たして十分な効果が得られるでしょうか? それと同じに、「心・思考・耳・目」もまた、日常的に「甘い・優しい・柔らかい・都合が良い・癒される」と、Sweet系や劇辛(非日常的興奮を与えてくれる)系ばかり摂取している「思考回路」では、「化学製剤」でも「自然の生薬」でも効く筈が無い、とも言えます。

もうひとつの画像は、
シーター・ラーマさんで、19年7月現在、即納品可能な「クリシュナ・ヤントラ(Copper-Plate)」です。
https://sitarama.jp/?pid=1339570
クリシュナ神の加護、エピソードは、多く語られていますが、バガバド・ギータなどに現われている、クリシュナ説話の「論理性」「ウパニシャド性」については、あまりにも情報が乏しく偏っているのが哀しい現実です。いずれ、このヤントラの深い意味についても説きますが。まずは、このヤントラで、「正常な精神性=論理性思考力の復旧」をご祈願されることを切望します。

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何時も、最後までご高読を誠にありがとうございます。
本連載は、インドスピリチュアル・グッズweb-Shopのシーターラーマさんのご好意で長年連載を続けさせていただいております。皆様の応援も大きな支えです。少しでもお役に立てる内容がございましたら、ぜひ「いいね」の応援を下さいますよう。よろしくお願い致します。
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若林は現在、福岡及び近郊の方の「通いレッスン」の他に、全国の民族音楽・民族楽器ファンの方々にSkypeでのレッスンを実施しています。体験の為に、インド楽器とVedic-Chant、アーユルヴェーダ音楽療法の「無料体験講座」も行っています。詳しくは「若林忠宏・民族音楽教室」のFacebook-Page「Zindagi-e-Mosiqui(毎月の実施日時も掲載しています)」か、若林のTime-Lineにメッセージでお尋ね下さい。 九州に音楽仲間さんが居らっしゃる方は是非、ご周知下さると幸いです。

また、本連載コラムのテーマでも重要な、「現代人に大きく欠落している論理性」につきましては、論理力育成Mail-Lessonをご教授しています。
心と体の健康(本来のバランス力を取り戻す)の為に欠かせない。脳機能を本来の姿・力に戻すための講座です。ヨガ、瞑想、アーユルヴェーダ音楽療法の全てにとっても、極めて重要な基本です。論理力を高めると、世界観さえ変わって(むしろ神秘・スピリチュアルなことが、新鮮に敏感に深く理解出来るようになります)来ます。
更に、貴方の論理力を簡単にチェックする「論理力・無料Mail診断」を受け付けています。
お気軽にメールか、Facebookメッセージでお尋ね下さい。
chametabla@yahoo.co.jp 若林
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また、Hindu Chant講座Vol.1 https://youtu.be/_UPLRjMFFpo 「インド音楽旋法ラーガ・アンケート」https://youtu.be/wWmYiPbgCzg をはじめとした多くの「紹介動画」をYou-Tubeにアップしております。是非ご参考にして下さいませ。

(文章:若林 忠宏

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若林忠宏氏によるオリジナル・ヨーガミュージック製作(デモ音源申込み)
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ヨーガ・スートラ第4章第22節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


चितेरप्रतिसङ्क्रमायास्तदाकारापत्तौ स्वबुद्धिसंवेदनम्॥२२॥
Citerapratisaṅkramāyāstadākārāpattau svabuddhisaṁvedanam||22||
チテーラプラティサンクラマーヤースタダーカーラーパッタウ スヴァブッディサンヴェーダナム
意識は変化しないが、その形像を映し出す時、自己認識によってその本質に気づく。

簡単な解説:前節において、もし心が別の心によって見られるとするならば、覚から覚への際限のない連鎖に陥り、さらには記憶の混乱が生じると説かれました。本節では、純粋精神である意識は変化したりはしないが、覚がそれに近づきその形像が映し出されると、自己認識によって、その本質に気づくのであると説かれます。

蛇が宿す毒

7月に入ると、暑季が続いていた広大なインドの大地に、恵みの雨が降り注ぎます。
乾いた大地が潤い始めるこの時は、シュラヴァナ月(7月~8月)と呼ばれ、1年の中でもっとも神聖な月とされています。
一説に、天地創造の神話である「乳海撹拌」は、このシュラヴァナ月に起きたと伝えられます。
そして、その乳海攪拌の過程で生み出された猛毒ハラーハラを飲み、世界を救ったのがシヴァ神でした。

シヴァ神に捧げられるこのシュラヴァナ月において、特に重要な祝祭とされるのが、蛇神を崇めるナーガ・パンチャミーです。
シュラヴァナ月の新月から5日目となるこの祝祭は、2019年は8月5日に祝福されます。
雨季に入り、さ迷い出る蛇の被害を受けないよう、祈りを捧げたことがこの祝祭の始まりだと伝えられます。

古代より、さまざまな文化において畏怖されてきた蛇は、インドでは多産や豊穣、不死の象徴として崇められます。
一方で、毒を持つ蛇の危険性には、恐怖を感じることも少なくありません。
一説に、シヴァ神が飲んだ猛毒ハラーハラの一部はこの地にこぼれ落ち、今でも蛇がその毒を宿しているといわれることがあります。

霊性修行の道のりが記された神話としても伝えられる乳海撹拌。
その攪拌において生み出された猛毒ハラーハラは、強欲や執着、嫉妬や愛憎、怒気や慢心など、私たちの揺れ動く心から生まれるネガティブな質に例えられます。
揺れ動く私たちの心は、まるで、くねくねと動き回る蛇のようです。
この地にこぼれ落ちた猛毒は、私たちの心を通して、面に湧き出てくるのかもしれません。

慈悲深いシヴァ神は、シュラヴァナ月に猛毒ハラーハラを飲み込み、世界を救いました。
夏至を過ぎ、冬至に向かい始める今は、夜が少しずつ長くなり、人々の心に大きく作用する冷たい月の影響が出てくるといわれます。
蛇をぐるりと首に巻きつけるシヴァ神は、揺れ動く心を制御し、自分自身の本質である至福に安住することを示しています。

今この時、慈悲深いシヴァ神に心を定めることで、時に猛毒のような苦悩を生み出す心の働きは静まり、あらゆるネガティブな質を制御することができるはずです。
そうして一人ひとりの心が清らかになる時、シヴァ神が願うように、この世界には平和が満ちるに違いありません。
ナーガ・パンチャミーを通じて、自分自身の心と向き合う時間を過ごしたいと感じます。

(文章:ひるま)

2019年のチャトゥルマース

2019年は7月12日のエーカーダシーより、聖なる4ヶ月間といわれるチャトゥルマースが始まります。この4ヶ月間は、断食や瞑想といった霊性修行を実践するのに適した時となり、神々を讃える大祭が続きます。

チャトゥルマースの4ヶ月間は、インドでは雨季であるモンスーンにあたります。その最初の1ヶ月間であるシュラヴァナ月は、シヴァ神に捧げるとりわけ神聖な月とされ、多くの人々が霊性修行に努めます。モンスーンは、さまざまな病が媒介する季節です。この間、神々への瞑想や断食を実践することで、病から遠ざかり、心を穏やかに、健やかな日々を過ごすことができると伝えられます。

チャトゥルマースは、太陽が北より南へ動く(夏至より冬至に向かう時)ダクシナーヤナにあたり、夜が長くなり、人々の心に大きく作用する冷たい月の影響が出てくる時でもあります。この間は神々の夜ともいわれるように、モンスーンの恵みの雨が降り注ぐ一方で、さまざまなネガティブなエネルギーが満ちる時と信じられてきました。この間に続く大祭は、私たちを神々へ近づけ、その中で実践される善行が、ネガティブなエネルギーを払拭し、ポジティブなエネルギーを生み出すといわれます。

この間には、次のような大祭が続きます。

7月12日:エーカーダシー(チャトゥルマースの始まり)
7月16日:グル・プールニマー
8月5日:ナーガ・パンチャミー
8月15日:ラクシャ・バンダン/ガーヤトリー・ジャヤンティ
8月24日:クリシュナ・ジャヤンティ(降誕祭)
9月2日:ガネーシャ・チャトゥルティー(降誕祭)
9月29日~10月7日:秋のナヴァラートリー祭
10月8日:ダシャラー祭
10月25日:ダンテーラス
10月27日:ディーワーリー祭
11月8日:エーカーダシー(チャトゥルマースの終わり)

※上記は2019年の日程(インド現地時間)です。インドの祝祭の多くは月齢に従うため、毎年日時に差異が生じます。
※チャトゥルマースの始まりは、グル・プールニマーの満月とする慣習もあります。
※祝祭とその詳細について、インド暦カレンダーでご紹介しております。

この間にヴラタ(戒行)を怠ると、私たちはタマスやラジャスのエネルギーに飲み込まれ、さまざまな悪行を生み出すともいわれます。神々を礼拝する行いは、サットヴァなエネルギーを生み出す、何よりも優れた行いです。その実践は、自分自身を神聖に保つとともに、幸せと健康を授けてくれるものとなるに違いありません。

参照:2019 Hindu Festivals