スタッフ日記:ケーララ豪雨災害の支援状況について

ケーララ豪雨災害支援募金にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
世界的に大変な状況にある中、温かいご支援をいただいておりますこと、重ねて御礼申し上げます。

過去100年間で最悪の被害が報告された豪雨災害から、1年と8ヶ月が過ぎました。
現在の状況をご報告させていただきます。

12月から2月まで穏やかな気候が続いていたケーララ州では、原点に立ち返り、稲作に力を入れていました。
現在は気温が上がり、いよいよ長く暑い夏が始まっています。

昨年の11月に行った田植えの稲はすくすくと育ち、3月の下旬に、すべてのお米を収穫し終え、精米所に運ぶことができました。
昨年から今年にかけ、普段は雨が少ない時期にも雨が多かったため、昨年ほどの収穫量にはなりませんでしたが、お米は上出来です。
精米した後は、それぞれの田んぼを所有する農家や労働者に分配されます。

現在は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、支援を行う地域においても封鎖・外出禁止の措置が取られていますが、屋外の農作業は滞りなく実施することができました。
さまざまな不安が尽きない中、何よりも重要な食糧を十分に確保できていることに、人々は安堵しています。

ケーララ豪雨災害の支援においては、今年の4月から5月にかけて、第2回目となる鶏小屋の支援を計画していましたが、現在の影響により実施は難しい見込みです。
支援を受ける人々の多くは日雇いの労働者であり、現在の状況において、マスクなどの防具を入手できない状況にあるため、今後は感染拡大防止のための支援に取り組む方向です。
もともとの衛生環境に加え、病院施設が不足していること、人々の予防に対する理解水準も懸念される中、ダリット村では大家族が小さな家屋で暮らし、トイレや炊事場を共用しなければなりません。
ひとたび感染爆発が起きれば、大変な事態になることが予想されるため、政府は徹底的な対策を行っていますが、この封鎖と外出禁止令の影響により、支援を受ける人々の生活には甚大な影響が出ることが予想されています。
皆様の温かいご支援を、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

いつも温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
皆様もくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
一日も早く、世界に平和が訪れますことを心より願っております。

(スタッフ:ひるま)

100年生きるためのハヌマーン・マントラ・サーダナ

ハヌマーン神を讃えるマントラを通じた、あらゆる病を取り除き100年生きるためのマントラ・サーダナをご紹介いたします。

ハヌマーン神の108の御名の中に、サルヴァローガハラという御名があります。「サルヴァローガハラ」は、あらゆる種類の病を取り除くという意味があります。このマントラは、あらゆる病を取り除くハヌマーン神を礼拝する意味のマントラです。


・ॐ सर्वरोगहराय नमः
・om sarvarogaharāya namaḥ

・オーム サルヴァローガハラーヤ ナマハ

ハヌマーン神は、戦場で瀕死の重傷にあったラーマ神の弟であるラクシュマナを救うために、あらゆる病や傷を治すサンジーヴァニーという薬草を探しにヒマーラヤへ赴きます。しかし、サンジーヴァニーを見つけることはできず、ハヌマーン神は山ごと持ち上げ、戦場に持ち帰ったという神話が伝わります。ハヌマーン神の山をも動かすこうした揺るぎない献身は、あらゆる不可能を可能にしていきます。そんなハヌマーン神は、不死を意味するチランジーヴィーとして崇められ、カリユガの時代の最後まで、今もなお、生き続けている存在であると伝えられます。

このマントラは、夜間を除き日中はいつでも唱えることができ、マントラを唱える際は、ルドラークシャ・マーラーかトゥラシー・マーラーを用います。40日間、このマントラを毎日22500回唱えることができれば、シッディを得ることができると伝えられます。その後、毎日108回このマントラを唱えることで、無病で100年間の長寿を得ることができるとも信じられます。

参照:Hanuman Mantra to Live for 100 Years

メーシャ(牡羊座)・サンクラーンティ

4月13日は、メーシャ(牡羊座)・サンクラーンティです。太陽がメーシャ(牡羊座)に入るこの時は、太陽暦を用いるインドの多くの地域において、新年を迎える時となります。太陽は、メーシャ(牡羊座)において高揚し、トゥラー(天秤座)において減衰するとされます。

ケーララ州ではヴィシュ、タミルナードゥ州ではプッタンドゥ、ベンガル州ではポヘラ・ボイシャクなど、各地が盛大な祝福に包まれます。また、主にパンジャーブ州ではシク教による新年となり、収穫祭としても祝福されるヴァイサーキーの祝福が行われます。ヴァイサーキーは、シク教が16世紀に、第10代グルであるグル・ゴービンド・シングによって成立した時でもあります。

広大な地でさまざまな思想や慣習が入り混じるインドでは、古くからそれぞれ独自の暦が用いられています。世界に太陽の光が満ちることを、心よりお祈り申し上げます。

参照:2020 Mesha Sankranti

バンガロールのプラティヤンギラー寺院2(星の力のインド紀行6)

インドでは何事も時間通りに進まない、という話は耳にしたことがある方も多いと思います。
ここ、プラティヤンギラー女神の寺院も同じで「15分で準備が終わる。」と言われたのですが、30分以上待っても、まだまだ準備に時間がかかりそうでした。
こういう時に焦ったり急かしたりするのは禁物で、寺院であれば神様のご機嫌を沿来れる可能すらある、と個人的には考えております。
あきらめて準備の様子をみると竹のような植物の葉をいっぱいぶら下げていました。
これはたぶん神社でよく見かける注連縄などから垂れ下がっている紙、つまり紙垂(しで)同じ意味を持つのでは、と直感的に思いました。
詳しく調べてみると、この葉でつくられたものは「トラナム」と呼ばれるそうで、やはり日本の注連縄と同じで聖域と外との結界になっているようでした。
一方、祭のあとに出されるカレーをよく見ると、肉や魚こそ使われていませんでしたが、たくさんのタマネギが刻まれていました。インド特有の皮の赤いタマネギです。
おそらく寺院で出される食事は、普通はニンニクもタマネギも避けるだろうと想像していましたので、ちょっとびっくりするとともに、土着の信仰に面白さに興味がますます増しました。

私たちが待ちくたびれたころ、ようやく準備ができて寺院に入れることになりました。
いよいよ素晴らしい祭祀が始ます。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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第68回グループ・ホーマ(ラーマ・ナヴァミー)無事終了のお知らせ

第68回グループ・ホーマ(ラーマ・ナヴァミー)にお申込みいただきました皆様、誠にありがとうございました。

ラーマ神を礼拝する、第68回グループ・ホーマは、4月2日に無事に終了いたしました。

プージャーの写真を以下に掲載させていただきます。

神々の祝福と、より良い体験がありますよう、心よりお祈り申し上げます。
第68回グループ・ホーマの実施内容はこちらよりご覧いただけます。

※第68回グループ・ホーマ(2020年4月2日(木)実施)につきましては、トリヴェーニー・ガート(リシケーシュ)での実施としてご案内をさせて頂いておりましたところ、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、インド政府より発令されたインド全土の封鎖ならびに外出禁止令により、トリヴェーニー・ガート(リシケーシュ)での実施が困難になりましたため、ニューデリーのシュリー・サナータナ・ダルマ寺院内にて実施しております。
何卒ご了承のほど願い申し上げます。

マハーヴィーラ・ジャヤンティ2020

2020年は4月6日に、インドの一部の慣習において、マハーヴィーラ・ジャヤンティが祝福されます。

マハーヴィーラ・ジャヤンティは、ジャイナ教の開祖であるマハーヴィーラの降誕祭です。チャイトラ月(3月から4月)のシュクラ・パクシャ(新月から満月へ向かう半月)のトラヨーダシー(13日目)がその日にあたります。

マハーヴィーラは、偉大な勇者を意味し、ブッダと同時代の聖人です。ジャイナ教において、24人目のティールタンカラ(祖師)にあたります。人間の姿となって現れ解脱に至ったティールタンカラは、アリハントとして崇められます。アリハントのアリは破壊する、ハントは敵を意味し、自身の内の敵である自我や怒り欲望などを克服することを意味します。

不殺生(アヒンサー)をはじめとする五戒を説く彼は、マハートマー・ガーンディーに多大な影響を与えたとされています。

参照:2020 Mahavir Jayanti

新型コロナウィルス緊急アンナダーナ活動報告(その1)

新型コロナウィルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
4月2日のラーマ・ナヴァミーの吉日に、第1回目を実施し、500食を配ることができましたので、ご報告をさせていただきます。

当初、ご飯+チャパティ4枚+豆カレー+アチャールのセットを予定していましたが、人手が足りず、チャパティを作ることが難しかったため、メニューは大盛りのご飯と多めの豆カレーに変更になりました。
この一皿が日本円で約100円となります。

まずは、出稼ぎ労働者へ食事を配りました。
出稼ぎ労働者の多くは、主に建設作業に携わっていますが、建設中の建物に暮らしながら仕事をしています。
この建物には、身動きの取れなくなった労働者が残っていました。
故郷に戻りたい思いを抑え、封鎖が終わるのをじっと耐えています。

また、経済的に貧しい人々が暮らすコミュニティに赴きました。
居住場所はあるも、その日の収入でその日をやっと過ごす人々にとって、仕事がなく現金収入がなくなった今は、食事を得ることも難しくなっています。

集会が禁じられている今、ボランティアもまとまった人数で動くことはできないため、大量の食事を一度に配ることはできません。
車両で移動しながらの配給ですが、食事を必要とする人々は各所におり、車両を止めるとすぐに人だかりができてしまうこともありました。
500食は約2時間で配り終えています。
この状況の中、少しでも人々の不安を拭うことができればと思います。

この度は、温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
次回の配給後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

クールマ神の慈悲

世界を保護し維持するヴィシュヌ神は、この世界に危機が生じた時、さまざまな化身となって姿を現すと伝えられます。
その化身のひとつに、大亀として崇められるクールマ神の姿があります。
ヴィシュヌ神が大亀の姿となった理由は、ヒンドゥー教の創造神話である乳海撹拌に伝わります。

乳海撹拌は、不死の霊薬であるアムリタを得るために、神々と悪魔が協力し、大海を撹拌したと伝えられる神話です。
この神話は、私たちが歩む霊性修行の道のりが記された神話として伝えられることがあります。
それは、解脱というアムリタを得るために、さまざまな苦難が溢れる人生を歩む、私たちの道のりに他ありません。

乳海撹拌においては、あらゆる薬草が大海へと投入されます。
そして、その大海の中心にあるマンダラ山に大蛇のヴァースキを絡ませ、神々と悪魔が引っ張り合うことで大海を撹拌し、アムリタを生み出そうとしました。
そのマンダラ山が大海に沈まぬよう、土台となったのがヴィシュヌ神です。
ヴィシュヌ神は大亀のクールマとなり、その背にマンダラ山を乗せ、攪拌を支え続けました。

この乳海撹拌における神々と悪魔は、私たちの内なる世界において、善と悪として存在しています。
私たちはその狭間で揺れ動き、さまざまな試練に直面しながら、人生という大海を歩み続けています。
その歩みは、解脱というアムリタを得るための、内なる世界の攪拌に他ありません。

乳海撹拌においては、猛毒であるハラーハラが生み出されたように、内なる世界の攪拌においても、時に大きな苦痛が生じます。
しかし、その中心では、私たちが大海に沈んでしまうことがないように、ヴィシュヌ神がクールマ神として、常に私たちを支えています。

自らの意志で手足と頭の5つを甲羅の中に引き込み、自分自身を守る亀には、何よりも強固な安定を垣間見ることがあります。
5つの感覚に揺さぶられる私たちは、善と悪の狭間で不安定になることが少なくありません。
そんな時こそ、クールマ神が大海の中でマンダラ山を支えるように、何よりも強く、私たちを支えている存在があることを忘れずにいる必要があります。

5月の満月は、このクールマ神の降誕祭が祝福される時でもあります。
先の見えない大きな不安を感じる今、私たちを常に支える存在を見失うことがないように、祈り続けたいと感じます。
そして、世界にアムリタが注がれることを心より願っています。

(文章:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。
最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、インド政府より、3月25日から21日間のインド全土の封鎖ならびに外出禁止令が出されています。
ケーララ州は外国からの帰国者が多く、感染者の数はインドでもっとも多い州となっており、4月1日時点では230名を超える感染者が報告されています。

現在、生活必需品の購入のための外出はできる状況ですが、その他、許可のない外出は厳しく制限されています。
しかし、NGOでは特別な通行許可を得ることができ、これまで通り配給を続けることができています。
そして、4月1日からは、NGOのスタッフが患者と接しないよう、病院のスタッフが配膳を行うことが決まりました。
これから状況が落ち着くまでは、NGOの施設で調理した150人〜200人分の食事を病院まで運ぶ支援になります。

フード・サービス・プログラムは、2000年からこれまで1日も休むことなく続けてきた支援です。
この1食が、1日の唯一の食事という人も少なくありません。
現在は、外出禁止令のために家族が病院を訪れることができず、助けを必要としている人々が特に多くいます。
少しでも不安を拭うことができるように、可能な限り支援を続けていきたいと思います。

いつも温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
皆様もくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

パングニ・ウッティラム2020

2020年4月7日は、パングニ・ウッティラムの吉日です。

パングニ・ウッティラムは、天界の結婚を祝うお祭りです。
シヴァ神は、この日にミーナークシー女神(パールヴァティー女神)と結婚したといわれています。
また、スッブラマニヤが、インドラの養女であるティーヴァニーと結婚した日としても祝われています。
ヴァールミーキのラーマーヤナでは、シーターとラーマが結婚した日であると伝えられています。
多くの寺院では、10日間にわたって祝われるお祭りです。

文献によると、このお祭りは、9世紀から13世紀にかけて、南インドを支配したタミル系のヒンドゥー王朝であるチョーラ朝の時代に遡ります。
パングニ・ウッティラムは、パールグナ月(3月/4月)の満月を意味するタミル語です。
この日は、シヴァ神、ペルマル(タミル語圏の呼び名、シュリーニヴァーサ神)、ムルガンを礼拝するための特別な日であり、グリハスタ・ダルマ(家住期のダルマ、結婚生活)の栄光を讃える日にあたります。

クリシュナ神にゆかりのあるマトゥラーやヴリンダーヴァンの地域では、ホーリー祭が執り行われることで知られています。
占星術的には、ウッティラム(ウッタラ・パールグニー)・ナクシャトラが満月に重なる特別な月であり、この満月が、結婚を象徴すると考えられています。

参照:2020 Panguni Uthiram