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ムドラー

ナーシカーグラ・ムドラー

霊的な探求の道において、私たちの精神的な成熟は深い集中力によって示されることがあります。
しかし、その道のりは、日常に溢れるさまざまな誘惑や囁きによって遮られることも少なくありません。
こうした外的・内的な雑音を克服する方法に、ナーシカーグラ・ムドラーの実践があります。

ナーシカーグラ・ムドラーは、鼻先を見つめるムドラーとして知られます。
手で象徴的な形を作るムドラーはハスタ・ムドラーと呼ばれますが、こうした目、鼻、口、耳、舌を用いたムドラーはマナ・ムドラーと呼ばれます。

このナーシカーグラ・ムドラーは、ゆったりと座った姿勢で行います。
体をリラックスさせ、手は膝の上に置いておきます。
両目の視線を鼻先に向け、少しの間、鼻先を見つめます。
目や頭に痛みなどの不快感を感じたら目を休ませます。
長時間にわたって鼻先を見つめることができるまで、この過程を繰り返します。

鼻は、チャクラが点在する脊柱に例えられることがあります。
その先端は、土の要素を持つムーラーダーラ・チャクラがある場所です。
それ故、このナーシカーグラ・ムドラーの実践は、ムーラーダーラ・チャクラを活性化する力があるとされてきました。

ムーラーダーラ・チャクラの活性化は、私たちの心身に大地のような安定を生み出すと伝えられます。
常に揺れ動く性質を持つ私たちの心は、拠り所を失うといとも簡単にさ迷い出て、落ち着くことがありません。
そうして精神的に不安定になると、集中力が低下しやすくなるといわれます。

鼻先の一点をひたすらに見つめるナーシカーグラ・ムドラーの実践を通じては、大地に繋がったしっかりとした安定の中で、揺るがない集中力を育むことができます。
この実践によって得られる集中力の深さは、自分自身の本質と向き合うための瞑想を支える強固な土台となるものです。

もっとも身近にありながら見落とされがちな鼻に焦点を合わせるナーシカーグラ・ムドラーの実践は、心の中心にある集中力の源を目覚めさせてくれます。
その過程において、外的・内的な雑音を克服することで、私たちはより深い精神的な成熟へと導かれるでしょう。

(文章:ひるま)

コメント

    • 澤井 晶栄
    • 2023.11.01 8:55pm

     以前ダライラマ大師の著作で瞑想中に鼻の頭を見つめるとありましたがその意味がわかったような気がしま取り組んでみます。

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