バガヴァッド・ギーター第1章第44節

उत्सन्नकुलधर्माणां
utsannakuladharmāṇāṁ
ウツサンナクラダルマーナーン
一族の慣習が絶たれた

utsanna【過去受動分詞 ut√sad】破壊された、絶たれた、中止された
kula【中性】家族、一族、氏族、群れ、仲間、カースト
dharmāṇām【男性・複数・属格】秩序の、慣例の、習慣の、風習の;義務の;得の、美徳の、善行の;正義の;公正の;法律の
→utsannakuladharmāṇāṁ【男性・複数・属格、所有複合語】家族法の破壊された、一族の美徳が破壊された、一族の慣習が絶たれた

मनुष्याणां जनार्दन ।
manuṣyāṇāṁ janārdana |
マヌッシャーナーン ジャナールダナ
人々の、クリシュナよ

manuṣyāṇām【男性・複数・属格】人々の、人間たちの
janārdana【男性・単数・呼格】ジャナールダナよ。クリシュナの別名。名前は「人を悩ます者」の意。

नरके नियतं वासो
narake niyataṁ vāso
ナラケー ニヤタン ヴァーソー
住むところは必ずや地獄の中で

narake【男性・中性・単数・処格】地獄の中で、修羅場の中で
niyatam【副詞】間違いなく、確かに、つねに、決まって、決定的に
vāsas【男性・単数・主格】住居は、住処は
※テキストによってはniyatamをaniyatam(不確かに、不明確に、制限されずに、無制限に、異常に)として、「住むところはいつまでも地獄の中で」と書かれる場合がある。

भवतीत्यनुशुश्रुम ॥
bhavatītyanuśuśruma ||
バヴァティーティヤヌシュシュルマ
それは(地獄の中)であると、私たちは聞いた

bhavati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √bhū】それは〜である、それは〜となる
iti【副詞】〜と、〜ということ、以上(しばしば引用句の後に置かれる)
anuśuśruma【一人称・複数・パラスマイパダ・完了 anu√śru】私たちは聞いた

उत्सन्नकुलधर्माणां मनुष्याणां जनार्दन ।
नरके नियतं वासो भवतीत्यनुशुश्रुम ॥ ४४ ॥

utsannakuladharmāṇāṁ manuṣyāṇāṁ janārdana |
narake niyataṁ vāso bhavatītyanuśuśruma || 44 ||
クリシュナよ、一族の慣習が途絶えた人々の住むところは、
必ずや地獄であると私たちは聞きました。