ラーマーヤナに登場するクンバカルナを讃えるマントラを通じた、快眠を得るためのマントラ・サーダナをご紹介いたします。
なかなか寝つけなかったり、夜中に目が覚めてしまったりと、眠りに関するストレスは誰もが経験することです。
眠れない時は、「羊が一匹、羊が二匹・・・」と数える方法なども伝えられますが、インドにはあるマントラが伝わります。
それは、クンバカルナを讃えるマントラです。
ॐ कुम्भकर्णाय नमः
om kumbhakarṇaya namaḥ
オーム クンバカルナーヤ ナマハ
眠りにつくとき、身体をリラックスさせ、このマントラを唱えます。
眠りに落ちるまで、繰り返し唱えることで、快眠を得ることができると伝えられます。
クンバカルナは魔王のラーヴァナの弟にあたり、6ヶ月間も眠り続けると伝えられる存在です。
クンバカルナの身体は巨体で、生物を貪り尽くす食欲を持つも、性格は穏やかで知的であり、偉大な戦士とされていました。
その力を恐れたインドラ神に呪いをかけられ、一生の眠りを与えられるも、ラーヴァナがその緩和を求めます。
ラーマ神とラーヴァナとの間に生じた戦いおいては、無理矢理目覚めさせられ、大活躍をしました。
兄のラーヴァナにシーター女神を誘拐したことを謝るように頼むなど、高潔な面が伝えられます。
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