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雑記帳

自らが宿る場所

水、そして月。それは、二番目のチャクラである「スヴァーディシュターナ・チャクラ」における大切な要素です。このチャクラの様相には、水の象徴である三日月が必ず存在し、時に地上に雨を降らせながら月と夜の象徴であるヴァルナ神がその中心に描かれます。水があらゆる生命の源であるように、そして月が女性の体に子どもを産むための循環を生み出すように、「創造性」はスヴァーディシュターナ・チャクラの重要な要素の一つです。
「自らが宿る場所」という意味を持つこのチャクラには、自分自身の全てが眠っていると伝えられています。私たちは、寝ることや食べるということだけではなく、思考や感覚に至るまで無意識に絶えず行いを続けています。そして、そこから生じた快楽や苦痛は消えることなく蓄積され、私たちの奥深くに新たな「無意識」とも「潜在意識」とも言われる分厚い層を形成していきます。過去に感じ、そして経験したことが深く積み重なり、その中で繰り返される行いによって現在の自分を生み出しているのです。
深くその層に入り込んで行くことは、自分がなぜこうであるのか、なぜそれをするのか、なぜ辛く、なぜ嬉しいのか、自分自身というその根本を意識的に見つめていくことに変わりありません。私たちは過去でもなく、未来でもなく「今」という瞬間を生きています。過去の行いに形づくられた「自分」というものから自由になり、今という瞬間に存在する自分自身に気づくことは、一切の自我を持つことがない意識そのものでいることを可能にしていきます。
それは、日常生活にも恩恵を与えます。自分自身の深い部分にある潜在意識を見つめることにより、あらゆるものの創造性は高められていきます。私たちが生活を営むこの社会においていえば、高められた創造性から生み出される感情や人間関係が、よりよい環境を生み出していくに違いありません。
揺るがない確かな状態に根づく創造性。それは真の知識へと近づいていく術の一つです。「精神的な目覚めはここから始まる」そう言われたことが今でもしっかりと胸に刻まれています。秋の月によって進む浄化の下、あらゆるものの源である水の要素、その自らが宿る場所を見つめながら、改めて自分自身を清らかなものにしたいと感じています。
(文章:ひるま)

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