サディサティのお話の3回目です。
私自身が前回のサディサティがどうだったか思い返してみました。
良くない星回りは、他の良くない種類の星回りと連動することも多いのですが、私の場合ケートゥという良くない星のダシャー（影響期）と重なる部分がありました。
当時私はサラリーマン（学校職員）だったのですが、毎月100時間を超える残業と、月2回ほどしかない休みに心身を蝕まれていました。ある早朝激痛に見舞われ、人生で初めて救急車のお世話になりました。
幸い軽症の内臓疾患で、短期間で回復したのですが、その後それだけ身を捧げた職場は倒産（法人解散）し、突然無職になりました。
その時点でかなりの額があったはずの退職金も支給されず（共済組合からは多少出ました）、自分ばかりか、学生たちも路頭に迷うことになるため、他の職員たちと協力し、1か月ほど無給で残務をこなしました。
確かにサディサティの時期らしい悪い運気だったのですが、熱心に取り組んでいたヨーガの師に勧められて、残務を済ませたあと、3か月のヒマラヤ巡礼に出ました。
巡礼は悪い運気を改善する作用があると考えられます。
巡礼スタート時に現地ガイドが突然心臓発作で倒れたり（一命は取り留めました）、私自身も巡礼スタート時に７０ｋｇを超えていた体重が巡礼後に５０ｋｇ台まで減るなど、かなり厳しい経験もしましたが、同時に運気が大きく盛り返すのも感じました。
これがさらにヨーガの修行にのめり込むきっかけとなり、人生を変える転機になったわけですから、人生とは不思議なものです。
たとえ悪い星回りであったとしても、やりようによっては、運気を上げられる一つの例だと思い、大した内容ではありませんが、若かりし頃の思い出をご披露させていただきました。
皆さまにも大いなる神々の祝福が降り注ぎますよう、お祈りしております。
（文章：ガネーシャ・ギリ）
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
コメント