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アーサナ

内なる太陽の礼拝

世界を照らし、万物を育む太陽は、古来より世界の各地で崇められ、深い祈りが捧げられてきました。
自然と密接に生きるインドの文化にも、太陽を崇める数多くの祝祭があります。
1月に迎えるマカラ・サンクラーンティもそのひとつです。
マカラ・サンクラーンティを迎えると、神々の昼が始まるとされ、この日はインドの各地でその満ちていく光が盛大に崇められます。

古代の人々は、万物を育む太陽の偉大な力を私たちの内なる世界にも見出してきました。
ヨーガでは、太陽礼拝を通じて、私たちの内なる世界にあるその太陽が礼拝されます。
それは、12の動きからなるスーリヤ・ナマスカーラとして知られ、太陽の12の異なる御名を唱えながら行われます。

その中に、「オーム・バーナヴェー・ナマハ」と唱えながら行う動きがあります。
これには、輝き、光彩、光沢、光線といった意味がある、バーヌという御名での太陽を礼拝する意味があります。
そして、この御名を唱えながら行う動きは、アシュヴァ・サンチャーラナーサナという名前で実践されています。

アシュヴァ・サンチャーラナーサナは、駆ける馬に乗るようなポーズとして知られます。
足を前後に深く開きながら、上半身を大きく伸ばし、上方を見つめるポーズです。
このポーズを通じては、眉間のあたりにあるとされるアージュニャー・チャクラが活性化すると伝えられてきました。
第3の目ともいわれるアージュニャー・チャクラが活性化する時、私たちは識別力を得て、自分自身の本質である光を知ることが可能になります。

インドでは、太陽は7頭の馬に引かれた乗り物に乗って世界を駆け巡ると伝えられます。
そして、毎朝、夜の闇を切り開き、この世界に光をもたらします。
この7頭の馬は、私たちの身体に点在する7つのチャクラともいわれてきました。
古代の人々は、その力につながる術を神秘的に見出し、その術はヨーガとして現在は世界の各地で実践されています。

私たちは、そうして生み出された価値ある叡智を通じ、内なる世界に光をもたらす努力を心がける必要があります。
その努力を通じて自分自身の本質につながる修練を重ね、無知の暗闇を取り除くことで、常に明るい光の中で人生を生きることができるはずです。

(文章:ひるま)

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