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雑記帳

サプタ・ブーミカー

真我の実現に向けて歩む人生は、無知と迷妄を追い払い、日々をより豊かに、限りのない幸福で満たす術を教えてくれるものです。
私たちがそうして霊的に成長していく過程には、7つの段階があることが伝えられます。
それは、サプタ・ブーミカー(ジュニャーナ・ブーミカー)と呼ばれます。

この7つの段階は、たとえば、聖典である「ヨーガ・ヴァーシシュタ」に見ることができます。
「ヨーガ・ヴァーシシュタ」は、聖賢であるヴァシシュタが人生の苦しみに苛まれていたラーマ神に教えを説く、ヴァシシュタとラーマ神の対話で構成された偉大な聖典です。

そこで説かれる7つの段階は、以下のように伝えられます。

1、シュベーッチャー
2、ヴィチャーラナー
3、タヌマーナサー
4、サットヴァーパッティ
5、アサンサクティ
6、パダールター・バーヴァナー
7、トゥルヤ

まず、1番目のシュベーッチャーの段階において、輪廻から解放されたいという吉祥な願望を抱くようになります。
2番目のヴィチャーラナーの段階においては、学識や経験を積んだグルの指導を求め、自己探求を努めるようになります。
3番目のタヌマーナサーの段階においては、その探求によって欲望が小さくなり、心が糸のように細くなっていきます。
4番目のサットヴァーパッティの段階においては、純粋なサットヴァの質が強くなり、すべてを平等に見るようになります。
5番目のアサンサクティの段階においては、世俗に対して完全な無執着の状態になります。
6番目のパダールター・バーヴァナーの段階においては、より内省的になり、真実を知るようになります。
そして、7番目のトゥルヤの段階において、真我の実現を達成します。

揺れ動く心に悩まされる私たちにとって、絶え間なく至高の真我に気づきを抱き続けることは容易なことではありません。
しかし、この7段階に示されるように、一歩一歩を着実に前進していくことで、やがて最高の境地に至ることが可能になります。

こうして示される過程は、自分自身の歩みを確かめるための貴重な気づきを与えてくれるものです。
時を超えて受け継がれるこれらの価値ある教えを支えに、霊性を育みながら、真に豊かな人生を歩んでいきたいと感じます。

(文章:ひるま)

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