仕事柄ヨーガの指導の時間に生徒様の瞑想を見させていただくことがあります。
実は瞑想ほどその方の霊的な実力がみえるものは少ないかもしれません、
ただ目を閉じて座っているように見えるかもしれませんがその状態は千差万別なのです。
以前ヨーガブームの初期の頃、駅でヨーガ教室の生徒募集のポスターを見かけたのですが
その中で男性のインストラクターと思しき男性が瞑想している写真があったのですが
明らかに瞑想経験ゼロの方だと見て取れました。
とても残念に感じたのを覚えています。
実際に瞑想をみさせていただくと、かなりの経験を積んでいる方の場合は、大抵頭部に特徴的な変化が現れます。
光のようなあるいは靄のようなものに包まれるのです。
そう見えるのは私だけかもしれませんが、日本の古典にも仏道修行者に関する同じよう記述があったと記憶しています。
観察することに優れている方であれば霊能力などがなくても特徴的な変化が見えるかもしれません。
相当な実力のある方の場合、頭部全体が炎（ほむら）のようなうすい靄で包まれている場合もあります。
また頭部からホーマ（護摩）の火のような靄が高く立ち昇る場合もあります。
瞑想時にマントラなどを使用している場合、マントラが変わると炎の形も変わり、より熟達したマントラの方が、炎も強く大きくなります。
非常に強い場合は、真夏の日差しの下で火を焚いた時のように、背後の風景が蜃気楼のようにもやもやと変形することもあります。
逆に瞑想の初学者の方の場合は、頭部の周辺にわずかに変化が現れるのみになることもあります。
ここで重要なのは、たとえ初心者であっても何らかの変化が出ることが多い、ということです。
瞑想はやればやっただけの効果があります。
そしてそれはおそらく「生」を超えて未来世へ持ち越しが可能でしょう。
なぜなら、初学者であるにも関わらず頭部に大きな変化が出る方も一定の割合でおられるからです。
ご自身がどの程度の瞑想レベルに居るかが重要なのではありません。
瞑想に取り組むその実践こそが大切なのだと思います。
こつこつ積み上げて行こうではありませんか。
（文章：ガネーシャ・ギリ）
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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