2023年7月13日はエーカーダシーの吉日です。
月の満ち欠けのそれぞれ11日目に訪れるエーカーダシーは、ヴィシュヌ神に捧げられる日となり、断食や瞑想を行うことが勧められます。
このエーカーダシーは、カーミカー・エーカーダシーといわれます。
カーミカー・エーカーダシーは、シュラーヴァナ月(7〜8月)のクリシュナ・パクシャ(満月から新月へ向かう半月)の11日目にあたり、罪からの解放がもたらされると伝えられる吉日です。
一説に、以下のような神話が伝えられます。
ある者が敬虔な人物を殺めてしまったことがありました。
その過ちを償うために苦行を行おうとしたところ、このカーミカー・エーカーダシーのヴラタ(戒行)を行うことを勧められます。
そして、この日に苦行を努めたところ、その真摯な姿勢によってヴィシュヌ神に救われ、罪から解放されたと伝えられます。
カーミカーには、欲望を満たす、欲望や願望に関連する、といった意味があります。
過去の何らかの罪を恐れていたり、罪深い日々を過ごしていると感じたりする人々は、この日にヴィシュヌ神を礼拝し、断食を行うことで、その罪が清められると信じられています。
また、このカーミカー・エーカーダシーのヴラタ(戒行)を努める者は誰でも、転生において苦しむことなく、崇高な世界にたどり着くことができると信じられています。
エーカーダシーは、神々に祈りながら断食によって感覚器官を統制し、体と心を清める吉日です。
エーカーダシーを通じ、皆様も充実した時をお過ごしください。
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