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世界最大級の祭典「クンバ・メーラー」

kumbh-mela

インドではお猿の神様ハヌマーンの降誕祭となった4月22日の満月より、インド中央部マディヤ・プラデーシュ州の聖地ウッジャインにて、ヒンドゥー教の大祭クンバ・メーラー(クンブ・メーラー)が始まりました。

クンバ・メーラーは世界最大級の祭典としても名高く、2013年のイラーハーバードでのマハー・クンバ・メーラーにおいては、祝祭の期間中、1億2千万人もの人々が集ったと伝えられています。クンバ・メーラーがこれほどまでに重要視されるのは、この間における聖地での沐浴が、私たちに究極の解脱を授けると信じられていることにあります。

クンバ・メーラーは、天地創造の神話である乳海撹拌において、神々が不死の霊薬であるアムリタの入った壺を運ぶ間、その壺からアムリタがこぼれ落ちたとされる4つの聖地で開催される祝祭です。4つの聖地とは、イラーハーバード、ハリドワール、ウッジャイン、ナーシクとなり、祝祭はこの4つの聖地で3年ごとに開催され、2016年はマディヤ・プラデーシュ州ウッジャインとなります。

クンバ・メーラーの正確な開催時期は、太陽、月、そして木星の位置が重要となると伝えられます。これが吉兆な位置をとる時、聖地には非常に神的なエネルギーが生まれると信じられ、この間に聖地で沐浴をすれば、一切の罪が清められ解脱にいたると信じられています。普段は山に籠り修業を行う、非常に強いエネルギーをもつ聖者たちも集結することから、この間における聖地のエネルギーは凄まじいものになるとも伝えられるほどです。

クンバ・メーラーにおいて重要視される「太陽」、「月」、そして「木星」は、それぞれ「知識」、「心」、「師」をあらわすものでもあります。師の導きによって、さまざまに揺れ動き苦難を生みだす心を定め、真実を理解する時、私たちは生きる日々において、究極の解脱を得ることが可能となります。

全体世界と深く結びついたインドの祝祭は、私たち自身が今この時にすべきことを伝えているように思います。2016年ウッジャインのクンバ・メーラーは、4月22日の満月より、5月21日の満月まで続きます。スピリチュアルなパワーが集結するこの時、平安なエネルギーが世界へと広まることを心から願っています。

(文章:ひるま)

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Kumbh_Mela

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