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雑記帳

サナータナ・ダルマ

インドは、非常に多くの思想や宗教、慣習が入り混じる国です。それらに応じ数多くの祝祭日がありますが、国全体が祝福されるのは一年に3日しかありません。それが、本日1月26日の共和国記念日です。1950年1月26日にインド憲法が発布され、共和国となったことを記念する日です。
さまざななものが混在するそんなインドの地にいる時、異なるものが生み出す混沌とした波に飲み込まれそうになることがあります。そして、複雑に込み入った社会が多くの課題を抱えながらも均衡を見せ、そして保たれていることには、何度も多くの気づきを与えられました。そこに生きるものに、サナータナ・ダルマというものがあるように思います。
サナータナ・ダルマはヒンドゥー教において述べられる「永遠の法」を意味するものです。その捉え方もさまざまにありますが、それは誰しもの内で実践されるべく精神的な教えでもあると言われたことがありました。
多くの概念を持つ「ダルマ」の大本の意義には「保持」や「維持」があるように、それはこの世界、そして私たち自身を維持する法そのものです。そしてサナータナは、永遠を意味します。
インドの混沌とした大地が均衡を保ちながら存在する時、思考を超えた、真の調和を見る瞬間が幾度となくありました。そこにあるものは、自然への礼拝、神々への祈り、そうして全体の中に幸せと安らぎを見つけ、誰もが必死に美しく生きる姿です。時を超えて生きるそのエネルギーが、調和の下に世界を維持しています。
あらゆるものが混在するインドの地だからこそ、多くの違いを生み出す思考を超え、ただ永遠に存在している幸せ、その自分自身の本質をどんな時も理解せねばならないこと明確にしています。そうして生きる根本的な原理がサナータナ・ダルマであるようにも思います。
多様な姿形を見せ、異なる思想をもつ私たちであっても、それらに惑わされることなく、自身の本質に等しい全体と共に生きることを努めたいと感じています。そして永遠の法が世界を平安に包みこむことを心より願っています。
(文章:ひるま)

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