スピリチュアルインド雑貨SitaRama

雑記帳

思考のあり方

スピリチュアリティを探求する道の中で特に重点を置かれるものに、「思考」の存在があります。思考は、私たちが考える以上に、私たちの日常に大きな影響を与えていると伝えられてきました。
「我々は、我々が考えたことの結果である[1]。」
仏陀もそう述べたと伝えられます。思考は言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、そうして自分自身を築いていくという事実はさまざまな場面で説かれるものです。心を清浄に、そして生まれる清らかな思考は、いずれ自分自身の言葉にあらわれ、そして行いとなり、より良い自分自身が築かれていくのは明確でも、それは決して簡単なことではありません。
変化の激しい世界の中で、さまざまな感覚や感情を生み出す肉体と生きる私たちにとって、沸き起こる思考を落ち着かせることは、生きる日々での修行とも言えるものです。その思考を静める術は、古くからさまざまに伝えられ、それが現代においても広く実践されているように、取り巻く思考に苦悩する私たちは、どの時代においても存在していることが分かります。
思考と向き合うさまざまな術の中でも、古くから伝えられる瞑想は、とても簡単に実践できるものでありながら、苦悩する私たちに大きな安らぎを与えてくれるものです。それは、さまざまに沸き起こる思考を静め、その落ち着きの中で、自分自身の内の大きな平安に気づかせてくれるからに違いありません。
こういった瞑想は、呼吸と深く結びついています。日々の中で忙しない思考に取り巻かれた時、瞑想法が伝えるように、自分自身の「吐く」「吸う」、そのただ生きるエネルギーに集中するだけでも、余計な思考が排除され、内なる大きな至福を感じることが幾度となくありました。その至福は、生じる思考をより清らかに、そしてポジティブなものとしてくれるものにも他ありません。
自分自身の思考に注意するだけで、これから起こり得ることを、より良いものへと変化させることが可能です。日々の中で、瞑想法や呼吸法を活かしながら、常により良い思考を保つことをまず努めたいと感じています。
(文章:ひるま)
参考:
[1]All that we are is the result of what we have thought. http://en.wikiquote.org/wiki/Dhammapada

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  1. 1
  2. 2
  3. 3

CATEGORY

RECOMMEND

RELATED

PAGE TOP