アンナダーナ・プロジェクト（食事の奉仕）にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週の食事の奉仕は、２月20日に500皿（第64回目）を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル（豆のカレーとご飯、１皿45ルピー）です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
奉仕を行う首都のデリーでは、先週に大きくなった農業従事者による抗議活動が今週も行われています。
深刻な食料・農業危機の現状はインドだけでなく、日本をはじめ世界の各地で認識されていますが、農業と農家の保護に関する取り組みが十分でないことがこの抗議活動を通じても窺い知ることができます。
抗議活動を行う農業従事者が暮らす州では農作物の価格保証がなされてるものの、現在の困難に直面している同胞たちのため、そして農業コミュニティ全体のために声をあげているとされています。
コロナ禍を経て継続するこのアンナダーナを通じては、生きる日々をつなぐ食事の重要性を強く実感してきました。
インドで古来より受け継がれるアンナダーナは、最初の福祉制度ともいわれますが、自主的かつ慈悲深く行われるこの行為は、社会に前向きなエネルギーを循環させる大きな力を持っています。
アンナダーナを通じて課題に向き合いながら、その価値ある実践を通じて社会に良いエネルギーを広げていくことが私たちの願いでもあります。
社会にはさまざまな課題が存在しますが、多くの人々がより良い社会を目指して奮闘を続けています。
これらの状況から学びを得ながら、一人ひとりが成長し、より良い社会に向かって進むよう、今後も食事の奉仕を通じて前向きな実践を努めていく所存です。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
（スタッフ：ひるま）
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